古希の祝いで日本に行ってきました 2017年7月30日


還暦(60歳)をとうに越して、いよいよ古希(70歳)を迎えてしまった。古希の祝いに帰ってこないかとの誘いに、老骨に鞭を打って一週間の旅を決行した。正直な話、貧乏暇なしというのが本音で、客商売をほとんど一人で切り回している関係上、なかなか時間と金の都合が付かないのだ。

初日の曜日は家で、うだうだしていたが、二日目、火曜日は、三男の嫁と孫二人を連れて、あこがれのスカイ・ツリーに行ってみた。いまさらどこに行きたいということはないのだが、タワーとしては世界一高いスカイ・ツリーだけは興味があった。帰国するたびに成田からの道のりで電車から建設の進捗を毎回眺めていたこともある。

スカイツリーは後回しにして、まずは併設されている「すみだ水族館」に立ち寄った。最近、テレビでも紹介されたので、是非にということだった。この水族館はあたらしいだけあって、魚と水槽がモダンに配置されていて、生き物というよりもコンピューター・グラフィックを見ているような気がした。若いときに金魚に凝った時期があったので、さすがプロは違うと感慨にふけった。しかし2050円の入場料はきついものがある。

見事なあずま錦が泳ぐ様はまさに人間がつくった造形だ

丹頂もこれだけ集まると絵になる

 次にスカイツリーに行ってみると、平日のせいか、ほとんど人はいないのだが、列を作るための広大なスペースが広がっている。きっとエレベーターのチケットを買うのに休日なら数時間、並ばなければならないのだろう。その中で、シニアが座って待てる場所があって、好感を覚えた。

フィリピンでは、シニアは、どこでも並ばず、割引ありの恩恵にあずかることができるが、日本でようやくシニアという文字にめぐり合うことができた

 一人2060円も払ったエレベーターだが、ほんの数分で何の違和感もなく展望デッキに到着した。窓から見る地上はまさに地上を這いつくばる生物を天国からながめるといった感じの平面の世界だった。息子の嫁さんの話によると、先日訪れたとき、息子は、エレベーターのある塔の中心から一歩も離れることができず、ガラス窓から地上を見ることはできなかったそうだ。

正に箱庭というべき平面が続き、ここに大津波が襲ってきたら、という妄想が頭からはなれなかった

子供達は、一体何を思いながらこの非現実的景色を眺めているのだろう

 展望デッキの下の階に下りると、床がガラス張りの部分がある。子供達はその上で跳ねて遊んでいたが、私は、どうしてもガラスの上に立つことは出来なかった。実は、私も高所恐怖症なのだ。

孫娘の妹はほとんど私の記憶はないと思うのだが、なぜか私を見つめることが多かった

 翌日、水曜日は、孫娘の姉の誕生会で、息子の家を訪問した。4LDKの立派な家だが、30台半ばで低利で購入したものの、娘二人の子育てとローン返済のために馬車馬のように働き、休息することを許されない状況にあるそうだ。

なかなかの飾り付けだ。ちなみに姉が持っている人形は女房の手作りだ

 しかし、誕生会が佳境に入りかけたとたん、女房が具合が悪くなり、タクシーで帰宅させざるを得ず、誕生会をあとにせざるを得なかった。しかし、その後、嫁さんのご両親が、私と話をしたいということで、近所の居酒屋、串倶楽部で飲みなおした。

9本のロウソクを一気に吹き消そうと準備する姉

 木曜日は、兄弟会ということで千葉に出かけたが、2年ぶりにあった兄弟達は、話に夢中でたった一枚の写真を撮ることさえ忘れてしまった。特に最近、脊髄の手術のために40日間の入院生活を終えた長兄(79歳)からは、詳細な病気の成り行きを聞かされるはめになった。今回の集まりは長兄の退院祝い、次兄の喜寿、私の古希祝いを兼ねたものだったが、姉の亭主が大病を患っていて、残念ながら、姉夫婦は欠席した。長兄は全員が70代なので、また全員が会する機会があるかどうか、2年前の兄弟会が最後になるのでは、危惧していた。還暦(60歳)から上の古希(70歳)、喜寿(77歳)、米寿(88歳)、白寿(99歳)などの長寿をあらわす言葉などは自分には縁のないものと思って正確に何歳なのか知らなかったが、自分たち兄弟がその年齢に到達していることをあらためて実感した。

翌日、金曜日は最終日、いよいよ私の家族全員が集まって私の古希祝だ(長男の嫁さんはどうしても抜けれない用事が重なって欠席)。前回は、近所の「松葉鮨」だったので、今回はその隣の「焼肉空(くう)」の個室で宴会となった。息子たちは、全員が40代となっているが、孫二人(三男の娘)が花を添えてくれた。

40代に突入した3人の息子たち、私にとっては40代からはもっぱらフィリピンで、ほんの少し前のことのような気がするのだが

3人の息子の平均身長は180cmと大柄なので、相変わらず食欲旺盛で、全部で大盛りご飯を10杯以上注文した。そのため、店のご飯が底をつくというハプニングがおきた。そういえば、子供達が育ち盛りの三十数年前、近所の焼肉食べ放題の「ひこばんばん」(田園都市線青葉台駅の近傍)とか言う店によく行ったことが思い出された。若者はやはり魚系より肉系を好むようだ。

食いっぷりだけは3人とも少しも衰えていないようだ、左が長男、真ん中が三男、右が次男

自転車に乗せられて帰宅する孫たち、明日も色々予定があるので、早く寝なければいけないそうだ。ちなみに左側の姉は父親である息子(三男)に瓜二つといわれている

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