半年ぶりの息子の帰還 2014年10月3日


10月1日、今年も4半期目を迎え、半年ぶりに息子が戻ってきた。生活の基盤はフィリピンにおいて、収入の糧は夏場の日本という生活を目論んでいる。そして冬の間は、フィリピンの農場で過ごそうという渡り鳥生活だ。セブパシフィックでやってきたが、なんとプロモで往復9000円という激安チケットを使っている。

ターミナル3はマカティから15分ほどで到着するので、3時45分の到着に対して、3時半にKIANとビアンカをともなって家を出た。クヤ・ケイシ(恵之兄貴)を迎えに行くと言うと、KIANは大喜びで車に飛び乗った。途中、いきなり豪雨で、視界が悪くなり、この調子だと、飛行機が着陸できず、便が大幅に遅れるものと危惧された。

ターミナル3に到着すると、唯一の出迎え客の入り口は、長蛇の列だ。いつもは、がらがらの入り口が、何故こんなに混んでいるのか見当がつかない。ガードに食い下がると、ターミナルの奥が駐車場になっていて、そこにも入り口があるという奥の手を教えてくれた。確かに立派な駐車場ビルがあって、そこで車を降りてエレベーターでLA(1階)に行くと、入り口には出迎え客や到着客は誰もいなかった。まさに奥の手だ。

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ここのところ、毎晩、激しい雨が降り、家に戻れないリスクがあり、夕食に出かけることがはばかれる。この日は、午後に強い雨が降った(左)。空港ビルにはまるで蜘蛛のような得体の知れない機械がおいてあった(右)。

飛行機は、すでに着陸していたが、それから約30分、普段、待つことが苦手なKIANもおとなしく、クヤ・ケイシが現れるのをガラス越しに待った。

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ビアンカと一緒にしおらしく待ち続けるKIAN(左)と私を見上げるKIAN(右)

この間、私は、最近とみに充実しつつあるターミナル3の中を視察した。従来、2行程度だった銀行が5行以上並んでおり、交換レートもそこそこだった、これからは、街の両替屋にいくまでもなくここで必要なペソ(ホテル代やビザの申請料)を両替するのもよいと思われた。

ちなみに、下の掲示板にはドルは46.71ペソで同じ、マニラ新聞に載っている街の両替レート(マニラで一番良いレート)が46.75ペソだから、その差、たったの0.04ペソ、100ドル変えても4ペソの差だ。一方、円は1万円=3800~3870ペソ、両替屋のレートは3885ペソだから、やはり、1万円につきたったの15ペソの差だ。さらにここでは、ドルや円も買うことができるようで、ペソが大量に余ったときに交換するのにも良い(ちなみに1万ペソ以上の現金を持ち出すことは禁止され、見つかると没収される恐れがある)。ちなみに円でドルを買うためには、いったん、円をペソに買えて、再度ペソをドルに換えるという二重の交換手数料を支払う必要がある。

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よほど両替が良い稼ぎになるのか、大手銀行が軒を並べてしのぎを削っていた。ほとんどが1ドル=46.71と、同じレートだ。

ガラス越しにクヤ・ケイシを見つけると、なんとKIANが踊り始めた。まさに小躍りして喜ぶというやつで、出口まで20mくらい、踊りながら走ってクヤ・ケイシに飛びついて行った。車に乗った後も、KIANの喜びようは尋常でなく、You are NO. One と大声をあげていた。そして、このあと、KIANは寝るまで、クヤ・ケイシの元を離れようとしなかった。

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クヤ・ケイシのひざに乗って笑みが絶えないKIAN(左)と一本線の手相(王の手相といわれる)を見せ合うKIANとクヤ・ケイシ

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クヤ・ケイシの歓迎はピザと決まっている。KIANはピザ、ピザと大騒ぎしていたが、このときばかりはビアンカにも笑顔が溢れていた。ビアンカはお土産とご馳走に目がないのだ。

CIMG2391s-2 CIMG2392s-2  食事のあともKIANのクヤ・ケイシへの攻撃は終わらない。クヤ・ケイシにのしかかって、猫や犬のようにじゃれまくるKIAN。このときばかりは、両親や私には目もくれない。

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