退職者の方一名を同伴して久しぶりにタバコの農場に帰った。今年は春と初夏に2回日本に出張するなど多忙で、半年振りの3泊4日の帰郷となった。今回は天候に恵まれ、4日間ともマヨン火山を存分に楽しむことが出来て、退職者の方にとっては大変ラッキーな訪問となった。 マニラーレガスピの空の旅は数え切れないほどだが、今回は出発早々、タガイタイのタアル湖があざやかに眺めることができた。タアル湖のむこうに見えるのはミンドロ島だ。
この日はついうっかりして、席の指定を忘れて右側の窓側に座ってしまった。マニラから向うとマヨンは左側に見えるのにだ。後悔したもののそれが返って幸 いした。飛行機はレガスピ空港を大きく迂回して、マニラとは逆に向きに着陸したのだ。この日はマヨン火山の雄大な姿を惜しげなく見せていた。こんなことは せいぜい5回に一回と退職者の方のラッキーをうらやむ。
レガスピ空港に到着後もマヨンは姿を見せていた。丁度ヘリコプターが飛び立つところで、乗ってきたセブパシフィックの飛行機と一緒にカメラに収めることが出来た。
前々回帰郷したとき噴火の様子を見ようと登ってみたリニョンヒル展望台に再度行って見ると、そこには溶岩流などはっきりとマヨン火山の全貌が手に取るように見えた。また反対側のレガスピ市も眼下に広がっていた。
下の写真は離陸直後のセブパシフィックの飛行機。連続写真を撮ろうと試みて、連写のモードに設定したが、一枚目の写真以降、一向にシャッターがおりない。 安物カメラの悲哀で、連写と言ってもシャッター感覚が1秒近くあって使い物にならないのだ。手押しでやったほうが何ぼかましだった。
レガスピ空港からタバコ市に向う国道ではフィエスタのパレードに遭遇した。可愛らしい小学生の子供達が そろいの衣装をつけて踊りながら行列している姿はフィエスタならではの風景だ。
農場は大きな変化は無いものの、やりすぎではないかと思うくらいすずなりの実をつけたパパイヤ、かなり大き目のテラピア、テラピアの池で泳ぐアヒル、それに七面鳥やガチョウなど農場ならではの風景だ。
翌日、マヨン火山の展望台に上ってみると、相変わらずの雄大な景色を満喫することが出来た。写真中央の赤い屋根の家が我が農場だ。
展望台付近では平地では見られないミントの花が咲いている。右の写真はようやく実をつけた農場のランブータンの木だ(赤いひげがたくさんある果物で実は白い)。
この日はさらにマヨン火山の反対側、ギノバタンにある、ウララ・スプリング・リゾート(左写真)、カグサワ・ルーイン(教会遺跡)、地熱発電のあるTiwiの先のジョロアン・ハンギング・ロード(右写真)などを見学した。
ファームハウスの子供達は相変わらず笑顔で歓待してくれた。