フィリピンに格安航空券の旋風を巻き起こしたゴー・コンウエイ率いるフィリピン第2位の航空会社セブ・パシフィックが11月20日ついにマニラー関西空港に就航した。料金は往復2000ペソというが、サーチャージなどが上乗せられて18000ペソ、それでも競合他社の半値に近い。週3便と限定されているが、是非増便して、成田からも飛んで欲しい。そうなればフィリピンがもっと日本に近くなるはずだ。ちなみにセブ・パシフィックはどの国内便もエアバス社の最新鋭中型旅客機を使っているので多分写真と同じ飛行機が大阪へ乗り入れたに違いない。
現在最新鋭の第3ターミナルがセブ・パシフィック専用に使われているが、前にも紹介した通り、広々としたモダンなターミナルだ。フィリピン第1位のフィリピン航空(PAL)は第2ターミナルを専用に使っているが、それよりもはるかに規模が大きい。ひょっとしたらセブ・パシフィックがターミナルのサイズのみならずPALを追い越してしまう日が来るかもしれない。そうなるとPALのオーナーのルシオ・タンも真っ青になるだろう。いずれにせよ両者とも中国系の財閥で、いろいろなところでしのぎを削っているのだ。
ちなみセブ・パシフィックは北からソウル、台北、香港、バンコック、クアラルンプール、シンガポール、ジャカルタと東南アジアの主要な都市をマニラと結んでいる。今まで日本への乗り入れがなかったのが不思議なくらいだ。このようなフットワークの良い航空会社が活躍すると他の航空会社も刺激されて、もっと魅力のあるサービスが受けられるようになると思うのだが。