セレンドラとは名門アヤランドが開発したボニファシオ・グローバルシティにある高級中層コンドミニアムだ。ボニファシオ・グローバルシティとはマカティの東にあった国軍のボニファシオ基地が1990年代民間に払い下げられ、開発が急ピッチで進められている新興都市だ。その立地の良さから、高級市街地として急速に発展している。
セレンドラはマーケット・マーケットという大型のショッピングモールに隣接しているが、その中庭にあるコマーシャルセンターが新しい若者の街として多くの人々を集めている。
11月ともなるとフィリピンは世界でもっとも長いといわれるクリスマスシーズンの飾り付けでにぎわう。さすがアヤラとうならされるセンスの良い庭園はすでにクリスマスツリーなどの飾り付けで一杯だ。
ここがフィリピンとは想像がつかないようなしゃれたレストランやブランド物を売る店が建ち並ぶ。ひときわ目を引いたのが、水のカーテンに映し出された映像だ。外枠のパイプから滴り落ちる一列に並んだシャワーのスクリーンに映像を映すという奇想天外の発想で、それが暗い夜空に見事に動画を映し出しているのだ。
この日はPRA(フィリピン退職庁)の関係で知り合ったモダンなフィリピーナの招待でフィリピン料理をご馳走になったのだが、なんとそこに再びイメルダマルコスが登場したのだ。さすがに今回はツーショットはためらわれたので、遠くから一枚取らせてもらった(ピンボケ写真ですみません)。同行の日本人に、以前モール・オブ・エイシアで遭遇して写真を撮らせてもらったことを話したら(本ブロクの一回目の記事で紹介)、まさに奇跡とびっくりしていた。しかし、実を言うとこれは2回目ではなく、3回目なのだ。1995年ごろ彼女がハワイから帰国して間もないころ、マカティのシャングリラホテルのシャンパレスという中華料理店で遭遇したことがある。このような歴史上の人物ともいえる人に3回も遭遇するなんて、やはり外国暮らしならではの賜物だろう。