ホリーウイークの旅(その4)パグドゥポッド編 2010年4月12日


  旅の最終目的地はルソン島最北端のPagudpudSaudビーチ。Laoagから60km、バスで1時間半の道のりだ。ここまで来ると全くの田舎で、外の景色はまるで江戸時代の農村にさかのぼった感じがする。ちなみにこのあたりは稲作が中心だ。

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 Pagudpudに近づくと海岸線に十数機の風力発電の羽根が建ち並ぶ。テレビなどでよく見る、あのエコ発電の権化ともいえる近代的なやつだ。こんなところに数十億円もかかるだろう代物を誰が建設したのだろう。採算に合うとはとても思えないが、きっとどこかの誰かが税金の無駄遣いをしているのだろう。

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 ここまで来るとエアコン無しのバスにトライシクルがもっぱらの移動手段だ。バス代は一人60ペソ、トライシクルはかなり走って60ペソ。2台で120ソというのを間違えて1台の料金と間違えて240ペソ出したら、多すぎると返してよこしたのに感激した。アンヘレスで経験したぼったくりのトライシクルとは大分訳が違う。ちなみにアンヘレスでは、ホテルからバス・ステーションまでタクシーでも50ペソ足らずの距離に1200ペソ請求され、120ペソで話をつけたといういきさつがある。

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  Saudのビーチはなかなかのものだった。砂浜の長さも優に2~3kmはあろう。たしかにボラカイ並みだ。砂はボラカイのパウダーサンドとまでは行かないが、細かい砂は丸くてなかなかのものだ。水もきれいだ。金と時間に余裕があれば2~3泊したかった。またこの辺はビーチ・リゾートあるため周囲は雰囲気ががらりと変わり、こぎれいな村になっている。ビーチ沿いには大小さまざまのリゾートが、十数軒建ち並んでいる。

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ビーチにありがちなしつこい物売りはおらず行儀良く品物を並べて客を待っている。トライシクルといい、よほどバランガイキャップテンのしつけが良いのだろう。ウエイトレスも若くて可愛い子が多い。しかし、泊まったリゾート、Terra Rikaのマネージャーがオカマで今一だった。

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ルームレートは前の日の44日までがピーク料金で2500ペソ/日の部屋が3640ペソと割高でラッキーだった。隣はさらに安くて1250ペソ、反対側6000ペソとやけに差がある。この6000ペソは多分最高級の部屋しか空いてなかったのだろう。部屋代はビガンやラワグよりもかなり高い。

ビーチに面したレストランではフィリピン食以外にすしや刺身もあるが、ちょっと手が出ない。試しに海草サラダを注文してみたら、なんと生ののりだった。また、海岸には海草がたくさんあり、中には天草のような海草があって、食べてみたらしゃきしゃきとしておいしかった。フィリピンといってもこの付近は大分台湾に近いので採れる海産物も大分違うのだろう。またそのせいか海岸を歩いているとなにか涼しげな感じさえした。

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 Pugdpud の街は閑散としていた。リゾートのおかげで町の財政は豊かと見えて、役場などの建物が不釣合いに立派だった。件のマロンガイの木に花が咲いていたので一枚撮った。

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