APECの6連休、さすがに退屈して農場からやってきていた息子とプエルトガレラを訪問した。ここはマニラにもっとも近いビーチリゾートとして有名で数百のリゾートが立ち並ぶ海水浴とダイビングのメッカで、このブログでも何度か紹介した。
KIANも5歳となり、先日のライアビーチの訪問で味をしめビーチには目がない。しかし、パパカーネルの都合があわず、息子との二人旅となった。前日、両親がビコラノ語で、我々がビーチに行くと、話しているのを、聞いて、KIANが血相を変えて私の部屋にやってきた。「ダダ(私)は僕をおいてビーチにいくのか?あるいは、ママは嘘を言っているのか」と詰め寄る。回答に窮して「ママを説得してKIANも同行させるようにしろ」と話をしたが、浮かぬ顔をして部屋を出て行った。
翌日、早朝、APECの交通規制を危惧してボボイにバタンガス港まで送らせ、9時ごろには港まで到着することができた。船で一時間ほどでプエルトガレラに到着したが、早速、KIANから電話が入った。「ダダはビーチにいるのか、帰ってきたら噛み付いてやるから覚悟しろ」と怒っている。
サバンビーチはマニラではあまり見かけない白人と、どこでもいっぱいの韓国人で相変わらずにぎわっている。日本人はほとんど見かけない。息子の勧めでSABANG HILL RESORTに宿を取ったが、高台で全室が海に面していて、いかにもビーチリゾートの宿だった。宿泊代は、スタンダードで一泊2000ペソ、安くはないがリーゾナブルだ。サバンビーチの眺望がすばらしい。しゃれたプールやレストランもこぎれいだ。
サバンのビーチは、同じプエルガレラのホワイトビーチに比べて、少々狭苦しいが、泳ぐというより、ここを基地にしてダイビングを楽しむ人が多い、船を下りて左に進んでビーチのはずれを右に登るとSABANG HILL RESORTがある。目印は通路を挟んでレストランにしてしまっているTind’s Restaurantだ(写真右下)。
サバンビーチの特徴は、マニラにも劣らない夜の街があることだ。家族連れならホワイトビーチが適しているが、男連れならサバンがいいだろう。狭い路地にその手の店がひしめいている。
ところでKIANの追求の手は緩まない。帰りのボートの中で、再び携帯のベルがなった。「今どこにいるのか、ビーチに行ったのか」、さらにボートのエンジン音を聞いて、「その音はビーチの音に違いない、僕はビーチの音を知っている」と、ダダはたじたじだ。昼過ぎ、戻ってきたら両親とお出かけ中で留守。夜、帰ってきたら、早速私の部屋に来たが、ドアの外で照れくさそうにはにかんでいた。息子は、どう口裏を合わせようかと心配していたが、所詮5歳の子供であり、私の顔さえ見れば期限は直るのだ。