フィリピーナの結婚の条件2009年4月20日


 男が女を選ぶ条件は一にも二にも可愛いかどうか、に尽きるといってもいいだろう。性格がどうだとか、頭がどうだとか、金にどうだとか、そんなものはほんの付随的条件にすぎない。いかにも単純なのが男の条件だ。さて女性、とりわけフィリピーナ(フィリピン女性)は一体どういう基準で男性を選び、結婚を決意するのだろうか。

CIMG7649s-4 カラオケ・ショークラブ、ニューサチのダンサー達

  最近、元花街で働いていたフィリピーナとプライベイトに話す機会があった。彼女は日本人の男性と良い仲になり、場合によっては結婚という可能性もある。その男性を横においての会話である。彼女は21歳、すでに一児の母で、ある程度世の中のことがわかっている大人の女だ。

まず第一番目の条件は

 1. 優しいこと

 フィリピンでは人を誉めるとき、マバエット(やさしい)と評する。これですべての人格が表現されてしまう。男性は優しいこと、フィリピンではこれが最も重要で、日本人の男性はほとんど落第するのではないかと思う。フィリピーノ(フィリピン男性)の優しさにはとても足元に及ばない。フィリピン流の優しさとは日本のものとは少々勝手が違う。あくまでも表面に現される態度が重要で、日本人が心の底に秘める思いやりなどとはあまり関係がない。

 特に日本人亭主の妻に対する横柄な態度はフィリピーナにとっては悪魔のように映るだろう。人前で妻をののしったり、怒鳴ったりしたら、100年の恋も愛もどっかへすっ飛んで一生の敵となることは間違いない。妻や子供そして妻の家族などに対してはどんなに優しくても優しすぎることはないのだ。

  どんなに腹が立っても人前では妻に対してはあくまでもにこやかにしていなければならない。そして二人きりになったとき、なぜ、そういうことになったのか、やんわり聞いてみる。妻としてもそれなりの事情があったわけで、良く話し合ってみるべきだ。大概は日本人のフィリピンについての理解不足が原因で、フィリピンでは日常で、ささいで、当たり前なことに腹を立てている自分に気がつくだろう。

  さらに夫婦である限り、妻の義理も自分の義理で、妻のお愛想にも付き合わなければならない。フィリピン人の人間づきあいは日本の数十年前の田舎のようで、義理と人情にがんじがらめなのだ。だから、フィリピーノのホスピタリティを身につけなければ早晩、妻に愛想を着かされてしまうだろう。

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フィリピンのGRO(ホステス)はとても可愛くてホスピタリティに溢れ、熟年諸氏をとりこにする

 そして第2番目の条件は

 2. 生活力があること

 そんなに大きな金は入らないが全うな生活をして行く位の金あるいは稼ぎがあること。結婚ということを考えた場合、当然のことだろう。フィリピンには、これを満足できず、彼女をはらましたらドロンという輩が多すぎる。堕胎が禁止されているフィリピンでは、男に逃げられ、生まれた子供を養うために花街に落ちていく女性が数知れない。

  この点ほとんどの日本人は合格だろうが、多少のまとまった金を持ってはいるが年金や給与などの定期的な収入がない、というのは少々具合が悪い。フィリピーナはご承知の通り、預金というものをしない、あるいはそんな金を持ったことがない女性がほとんどだ。特に花街に働く女性やジャパユキさんにとって 100万円というお金は天文学的数字で、いくら使ってもなくならないと感じるだろう。だから彼氏や亭主がそんなお金を持っていたら、バカスカ使ってしまい、早晩使い切ってしまう。亭主としてはしっかり財布の紐を縛っておかないとやばいことになる。その点、年金などの定期収入があると、なくなってもまた入ってくるので安心だ。その亭主がいなくなると収入も途絶えてくるので、家族をあげて大事にしてくれるだろう。

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この座り方も客をとりこにする手らしい、なんともはや背中の線が美しい

そして第3番目の条件は

 3. 男であること

 ここでいう男である、というのは、きちっと男の役目を果たすことが出来ること、すなわち夜毎、十分妻を満足させることが出来ること、である。毎日ではないとしても最低週2回というのが、彼女の条件であった。

  日本人男性は仕事が忙しいことにかこつけて、妻とご無沙汰という人が多いが、フィリピンではそれでは妻に浮気されてしまったとしても文句は言えない。子供のような妻をもらった熟年諸氏は果たして妻を満足させているのだろうか。そのことに自信のない方はフィリピーナとの結婚など考えないほうが良いかもしれない。

  満たされず浮気に走ってしまった妻は、それに感ずいて怒る亭主と果てしない戦いをはじめることになる。浮気に走ったのは亭主の怠慢のせいなのだから、妻としてもごめんなさいと引き下がるわけにもいかない。浮気を正当化して、亭主の不都合を並べて離婚そして慰謝料の請求へと駒は進められる。そして、新築した家はもともと妻の名義となっているのだから、当然のごとく我が物とするだろう。あとで騙された、悪い女だとわめいてみても後の祭りだ。

  件の日本人は、横で聞いていて、なんとか条件を満足しているようだと、うなづいていた。それよりも、この花街出身の子持ちフィリピーナを妻にするのかどうか、そのほうが重要な問題なのだが。

  自分が中学・高校時代、よく好きなタイプの男性は、などという話題が盛んに行なわれた。スポーツマンで、背が高くて、優しい人、などが主なものだった。その後、お金持ち、などの条件が加わって行ったが、それに比較して、上記の3つの条件は、すこぶる現実的だと思う。特に3番目の条件は大変正直で自然なものと好感が持てる。しかも、年齢とか見てくれが条件として入っていないのが、熟年諸氏にはなんともうれしい。

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