本年度のクリスマス、正月休みは見事につながってしまい、12連休という最長の大型連休となってしまった。ちなみに、それぞれの休みの理由は下記のとおりだ。
12月24日(水):クリスマスイブで官庁は半日、個人的に休む人が半数以上で実質的に休み
12月25日(木):クリスマスの祝日
12月26日(金):クリスマスと土曜にはさまれたブリッジ休みで大統領令による特別休日
12月27日(土):休日
12月28日(日):休日
12月29日(月):日曜と祝日にはさまれたブリッジ休み
12月30日(火):リザール・デイの祝日
12月31日(水):年末特別休日
1月1日(木):正月の祝日
1月2日(金):正月と土曜にはさまれたブリッジ休み
1月3日(土):休日
1月4日(日):休日
24日のクリスマスイブは官庁は実質的に休みとなってしまうので、23日までに官庁手続きを終えないと、来年の1月5日まで12日間も待たされることになる。幸い、2名の退職者のPRA関連の手続きはぎりぎり23日で終了し、ほっとした気持ちで連休を迎えることができた。
一方、街の混雑は23日までで、地方へ向かうバスステーションや道路、そして最後の稼ぎをもくろむ行商人などで繁華街は人や車ででごった返した。また、普段は見かけない物乞いがやたらと目に付いた。これらの人々は明らかに装いを異にしており、普段山奥に住んでいる人たちが里に下りてきたといった雰囲気だ。下町のエルミタで人と会う約束があったが、タクシーを拾うのはまったく不可能。仕方なくジープニーでLRTブエンディア駅に向かい、それからLRTでペドロヒル駅でおり、目的地まで歩いた。おかげでちょっとした冒険をしてしまった。
よく24日はクリスマスイブだが街は閑散としていた。皆我が家で、家族だけの神聖な一夜を過ごすのだ。そして25日のクリスマス、街はもぬけの空で、こんなときに街を歩いているのはわれわれ不謹慎な無神論者くらいなものだ。
27日の早朝夜明け前、我が故郷ビコールのタバコへ向かった。ビコールは雨季で雨模様、マヨン火山は全く姿を見せてくれない。ビコール行きの飛行機に乗るときは必ず左側の窓側に陣取ってカメラを構えているのだが、今回はかなり湿った感じの景色だった。
我が家には遅ればせながらクリスマスツリーを飾り、例年のとおり、クリスマスと正月を同時に祝う算段だ。クリスマスツリーは26日、マニラの北にあるフィリピンのアメ横、デビソリアで買い求めた。クリスマスを過ぎてからクリスマスツリーを買う人はまれで、値段も半値以下だった。
一方、タバコの夜の街に出て見ると、教会や市庁舎はクリスマスの飾りそのままだが、正月に使う花火売りの屋台が遅くまで開いていた。フィリピンでは大晦日の夜はそこいらじゅうで爆竹をならし、騒音を競うのだ。そのため毎年多くの人が事故で腕や足をなくすという。