パソンタモ通りに待望の信号機がついた 2012年3月18日


 私の事務所のあるサンアントニオ・ビレッジを横切るチノロセス(通称パソンタモ)通りのブエンディ通りからカマゴン通りまで、4つの交差点があるMalugayYakalBagtikanEstrella)。しかし、そこには信号機がついておらず、ラッシュ時には交通警官が交通整理を行うのが習慣だった。そして先日、ついに信号機が設置されたのだ。通りの名前も明記されてとてもわかりやすい。これで事務所への道もわかりやすくなるだろう。

 マカティ市の中心はさておいてマニラには信号が実に少ないと、はじめてフィリピンを訪れた方が感想を漏らす。フィリピンでは、人が通りを渡ろうとしても車は停まらないから、混んだ道ではいつまでたっても通りを渡れないとこぼす。特に車の多いパソンタモ通りのマカティスクエア(リトル東京界隈)では、通りを渡ることができず、向かいのスーパーで買い物をすることをギブアップされた方もいた。

 私の農場のあるタバコ市には信号機が一個もない。レガスピ市にあっても2個だけだ。まあ、田舎は車も少ないのでどうってことはないが、車の多いマニラでは死活問題だ。

 時々、ラッシュでもないのに、やけに道が混んでいるときがある。交差点まで来ると、信号機を止めて交通警官が交通整理をしている。それで納得、交通警官が交通整理をしているから混んでいたのだ、余計な事をするものだと。彼らに言わせれば混んでいるから交通整理をマニュアルでやっていたのだと主張するだろうが、私にはそうは見えない。

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 パスコの事務所に来るときは上の写真の信号機があるパソンタモ(チノロセス)とバグチカンの交差点を目指すと判りやすい。徒歩の場合は、ここで車を降りて左に曲がるとパームタワーのコンドミニアムに面したセントポール通りに出る、そこを右に曲がるとすぐにパームタワー・コンドの前に出る。車だと一本先のエステレリアを左に曲がって、さらに一本目の角を左に折れて回り込む必要がある。

 信号機がついたとなると、もはや交通警官は不要になる。彼らはTraffic Enforcerと呼ばれ、国家警察の組織とは関係なく、市役所に雇われているが(だから市ごとに制服の色が違う)、交通違反を取り締まる権限も持っている。この交通違反の取締りが、実際は彼らの小遣い稼ぎの場となっているのだ。


 なんだかわけのわからない理由で彼らは車を停めてイチャモンをつける。特に外国人が運転しているとターゲットになる。例えば、左折をしようとして対向車がなくなるのを待ち、信号が変わる瞬間に道を横切る。そうすると件の交通警官がタイミングよく現れて、信号違反だから免許証を見せろとなる。日本ではこれは交通ルールの常識で、問題ない、と主張しても、ここはフィリピンだなどと意味のない議論がはじまる。結局500ペソほど渡して無罪放免となるのだが、なんとも癪に障る(フィリピン人ドライバーなら100ペソ程度が相場)。もちろん、彼らはそういう微妙な場所に張ってかもを待っているのだ。

信号機がついて、彼らが職を失う羽目になったら、それは大いに結構なことだ。もっと生産的な職業について欲しい。しかし、信号機がついて交通整理をやらなくも良くなって、彼らに交通取り締まりに専念されたとしたら、これはやばい。街の角々に張ってかもを待ち、しょっちゅう車を停めていたら、それこそ渋滞の元凶となってしまうだろう。

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