トランス型脂肪酸の恐怖とKIANの食生活 2016年8月3日 1


   トランス型脂肪酸とは、菜種油、大豆油、コーン油などの植物油に水素を添加し固化させてマーガリンなどを作る過程で発生する不飽和脂肪酸であり、天然にはほとんど存在しないものだ(トランス型とは炭素への水素結合が反対側についているのでトランスと呼んでいる)。トランス型脂肪酸は、細胞膜の形成を阻害することで、免疫異常をきたしやすく、また活性酸素が大量に発生することがわかっており、これが原因で、動脈硬化、心疾患、がん、アトピー、アレルギーなど、ありとあらゆる生活習慣病を引き起こす要因となる(自然界には存在しないので、トランス型脂肪酸を処理して無毒にする機能を人体は持っていない)。そのため、アメリカなどでは近い将来マーガリンなどの使用を禁止しようとしているが、日本では業界の抵抗で規制の動きさえない。一方、蟻やゴキブリ、そして微生物は、マーガリンを食物とは認識せず近寄らないから、逆に日持ちするそうだが、こんなものを我々はバターより健康と騙されて食べ続けてきたのだ。

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街にでかでかと掲げられているフライド・チキンの看板。トランス型脂肪酸の宝庫だ

私は、もう何十年も前からマーガリンは口にしていないから、こんな話も他人事だと思っていた。しかし、最近知ったのが、マーガリンは、同方法で作られるファットスプレッドやショートニングとともに、パン、ケーキ、ドーナツなどの洋菓子、クッキーやスナック菓子の揚げ物、さらにフレンチフライやポテトチップなどの加工食品の食感(さくさく、ぱりぱり)と保存性を高める目的で広く使われているというのだ。さらにコンビニやファーストフード店で揚げものに使われている油もショートニングが多いそうだ。だから、マーガリンを直接食していなくても日常的にトランス型脂肪酸をとって、知らぬ間に生活習慣病の準備をしていたことになるそうだ。

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チキン・ジョイ(チキンのから揚げ)で一世を風靡した、子供達の憧れのジョルビーは、実は庶民の健康の敵なのか

マーガリンを作る原料の大半は菜種(キャノーラ)、大豆、コーンなどを原料とする植物油だが、この植物油がてんぷらやフライ、から揚げなどに使われ、長時間空気に触れたり高温にさらされると酸化される。酸化した油を摂ると、活性酸素を作り出し、健康に良くないと言う事はもはや常識だが、揚げたり、炒めたりしてから時間のたった料理も酸化が進んでいるので要注意だ。例えばファーストフードなどで作り置きされているフライドポテトやスナック菓子などもやばい。

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トロトロの売りはバナナや春巻きの揚げ物。最近街にあふれるおでぶちゃん(失礼)も、このような揚げ物が原因ではなかろうか

さらに、これらの植物油の主要な成分はリノール酸であり、リノール酸は体に必要な必須脂肪酸ではあるが、取りすぎるとトランス型脂肪酸と同様な生活習慣病を引き起こす要因になるそうだ。かつては植物油は健康に良いということで、食用油といえばサラダオイルやてんぷら油などの植物油だった。したがって、食生活はこれらの油で満ち溢れており、必要とする量をはるかに超える大量のリノール酸を取り続けている。したがって我々の体は植物油(リノール酸)そのもの、その酸化物、そして加工品のマーガリンのおかげで、心臓病や癌などの生活習慣病のリスクにさらされ続けているといえるのだ。さらにこれらの植物(大豆、菜種、コーン)はほとんどがアメリカで生産された遺伝子組み換え植物であり、人体への未知の悪影響が懸念されている。

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農場にはココナッツとアボカドがたわわに実り、食べ放題だ

私のこのことを教えてくれている生理学の教授は、オリーブオイルとココナッツオイルそして肉・魚の油を摂ることを推奨している。特にココナッツオイルの主成分は、母乳に多く含まれているラウリン酸で飽和脂肪酸なので熱にも強いし、直接食しても免疫力を高め、まさに奇跡のオイルなのだそうだ。それに果物ではアボカドが一番とのこと。ちなみに、わが農場には放牧した鶏やあひる、それに牛と豚、それにココナッツやアボカドが実り、私の将来の食生活は万全とほくそ笑んでいる。参考ブログ「奇跡の食用油、ココナッツオイル2015年7月13日」

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農場では自然放牧の牛や黒豚を飼育している

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農場の鶏にえさやりをするKIANと農場から送られてきてアヒルの卵、見てくれは良くないが、どれも貴重な自然栽培の蛋白源だ

私自身の食生活は、朝は納豆に味噌汁にたくわんと梅干、自然栽培の生卵、それに少々のご飯、昼ははつはな亭の刺身定食、夜は家で出されたフィリピン料理だが油はオリーブオイルを使っている。スナック菓子は、KIANのおすそ分け程度、ときわめて健康的だ。しかし、KIANの食事を省みると、昼は、はつはな亭で鶏のから揚げかエビフライ定食、しかもその衣しか食べずに、大量のライスを味噌汁に浸して食べている。夜は昼のから揚げの残りとライスにしょうゆをかけて食べる。おやつには日本製のスナック菓子、たまに外ではジョルビーのフライドチキンとフレンチフライとKIANには、このさくさくとぱりぱりの食感が不可欠なのだ。まさに、このブログで槍玉にあげたトランス型脂肪酸と植物油(しかも酸化した)のオンパレードだ。KIANに喜んでもらおうとしていたものが、毎日毎日、毒を食べさせていたことになってしまっていたが、これではKIANの将来はない。

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揚げ物だらけのKIANの食事、これでは早死にするしかない

そこでKIANに提案したのは、から揚げやエビフライの代わりに焼き魚か焼肉を注文することだ。「KIANのLong Lifeのために」という一言で、KIANは承知した。日ごろから、私にLong Lifeといい続けている手前、この言葉がKIANの心を動かした。はつはな亭には焼き魚定食として、さば、さんまとしゃけがある。それを全部試したがKIANはほとんど手をつけない。ママ・ジェーンの提案でギンダラを注文したがKIANはやはり手をつけない。ちなみにギンダラは単品で690ペソもするのにKIANは知らん顔だ。仕方がないので、揚げていないもをいろいろ試してみているのだが、当のKIANは「No Choice」と言いながら、いざとなると手をつけず、ひたすらライスを味噌汁に浸した猫まんまを食べ続ける。それはそれでKIANは満足しているようでもあり、揚げ物をとるよりもましかもしれないが。

こうなるとわざわざお金をかけて外で食べる意味がなくなってしまったので、どうしたものかと思案中だ。家で食べていれば食材をコントロールできるので、安心だ。そこで、KIANの大好きなベーコンやホットドッグを勧めたら、有害な防腐剤が入っていると、ママ・ジェーンに一蹴されてしまった。そこで、ママ・ジェーンが腕によりをかけて作ってくれたのが、白身魚のココナッツオイルによるフライだ。これが美味で、さくさくとした歯ざわりとあわせてKIANは大喜びで衣と身もあっというまに平らげてしまった。ココナッツオイルであげたフライド・チキンや血糖値をあげると忌み嫌われていたアドボン・バブイ(豚の煮込み)も疑いが晴れて食卓を飾る日も近い。卵は、完全食品と件の教授も推奨しているが、スーパーで買った卵は養鶏場で飼育され、抗生物質漬けなので、農場で飼育した地鶏の卵を求めて、卵焼きを作って食べさせることにしている。とにかく、外食も加工食品も信用できたものではないので、我が家で安全な食材を使った家庭料理で身を守るしかないようだ。


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One thought on “トランス型脂肪酸の恐怖とKIANの食生活 2016年8月3日

  • イマイ

    シニガンスープ・ライン(ビコール料理・タロイモの葉)などは、ヘルシー・・・
    甘いお菓子は依存性があり、子どもの落ち着きが無くなるようです。
    ※スナック菓子は、太りやすい。