2月24日はジェーンの3?回目の誕生日だ。残念ながらカーネル(ジェーンの旦那)は多忙で出席できなかったが、昼はしゃぶしゃぶ(天天の火鍋風)、夜は焼肉としゃれ込んだ。冷蔵庫に長いことしまってあった「焼肉のたれ」もようやく日の目を見ることができた。レストランで食べたら一回につき3000ペソはくだらないところを、2回で1000ペソで済んだとジェーンはうれしそうだ。それでも、普段とは違う雰囲気にKIANをはじめ、皆、大喜びだ。
催し物が大好きなKIANは終始ご機嫌で、食欲も旺盛だった。
昼は見かけなかったバースディ・ケーキがカーネルの取り計らいで、夜には届けられ、KIANは相変わらず、自分のバースデイと勘違いしているようで、ケーキを抱えてうれしそうだ。ろうそくがないのがちょっと残念だった。
さらにキムが新しいバラの花をカーネルから届いていると教えてくれた。つい先日、2月14日のバレンタイン・デイには赤いバラの花束があったが、今日はピンクのバラの見事な花束だ。KIANにはこの花束にどういう意味があるのか理解できないらしく、いつもの微笑がない。
実はジェーンには、もう一回誕生日がある。2ヶ月遅れの4月24日だが、これは役所に届けられている誕生日で、出生証明にはこの日が誕生日となっている。もちろんパスポートにも、この日が誕生日と記載されている。
3?回目の誕生ともなると、本人はさほどの感激はないようで、ごく内輪のささやかな誕生会だった。しかし、ジェーンは朝から、「誕生日おめでとう」の返事に忙しく、数百通に及ぶ携帯メールが入ったそうだ。