9月に入って来年枠のクオータ・ビザの問い合わせが急増しています。
そのため、入管に来年度枠の価格など詳細を入管に問い合わせていたのですが、このほど入管の弁護士より、下記のような連絡が入りました。したがってパスコとしてのクオータ・ビザの案内は当面ペンディング゙となります。
To: Mary Jane Gomez maryjanegomez2008@yahoo.com.ph;
Sent: Monday, October 11, 2010 12:36:37 PM
Subject: Sec. 13/ Quota Immigrant Visa
Dear Valued Immigration Clients,
Please read the latest Press Release from Bureau of Immigration as to temporary suspension in the issuance of said visa effective October 6, 2010 and an on – going inventory for those who applied for it in past administration.
For holders already of said visa, please make sure you have proofs to show MAINTENANCE OF THE REQUIRED US$40,000.00 INVESTMENT under your name, from the time said visa was issued to you up to the present.
要は、2010年10月6日の新聞発表にあるように、クオータビザの発給を一時的に中断している、そ して同時に過去に発給したクオータビザを調査している、というものです。そしてさらに、すでにクオータビザを保有している外国人は、申請時点から現在に至 るまで4万ドルの預貯金があるという証拠を確保しておくよう呼びかけています。
最近、4万ドルの預貯金の要求がなくなった、という話を 聞いて入管に問い合わせたのですが、ルールは変わっていないとのことでした。しかし、実際、4万ドルの預貯金の銀行証明を提出せずにクオータビザを取った という人がいるということなのです。要は代行業者と入管がつるんでビザ取得の要件を省いてビザを発行していたのです。このことが発覚して問題になっている ようですが、過去にさかのぼって再調査をして、そのような事実があった場合は、発行したビザを取り消すという処置をとることもありえます。
フィリピンではビザの取得など諸々の役所の手続きにおいて、正規の手続きを省いて、裏金で済ませてしまうことが横行しています。それを業者の特別のコネ、 あるいは裏わざとはやしていますが、大きなリスクを伴うものです。今回のクオータ・ビザのように過去にさかのぼって取り消されたのではたまったものではあ りません。支払った裏金が戻るはずもありません。そうなったら元も子もなくなってしまいます。したがって、ビザ取得、婚姻・離婚手続き、会社設立、その他 の官庁手続きにおいては、そのようなリスクを伴うような手段は極力避けるよう心がけてください。