イントラムロスにもスコーターが 2010年10月21日


退職者の方、お二人をメトロマニラの観光に案内した。観光コースは少し欲張って、イントラムロス、キアポ、チャイナタウン、グリーンヒル、ボニファシオ・グローバルシティ、アメリカンセメタリー、そしてモールオブエイシアと駆け足で回った。

イントラムロスにある世界遺産のサン・アガスティン・チャーチは相変わらず貫禄を示しており、その横のスペイン住居のカーサ・マニラも興味深い。しかし、 この日はまだ早すぎて開場していないというので、近所を散策してみた。そこで遭遇したのが、フィリピン名物のスコーター(スラム)だ。

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何故、世界遺産を有する観光名所イントラムロスのど真ん中にこんなスコーターがあるのか、極めて理解に苦しむ。最近、ケソンのSMノース・アベニュー近辺 のスコーターが取り壊された際、住民の抗議で大騒ぎになっていたがここのスコーターの撤去には誰も文句は無いと思う。 

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  無邪気に遊ぶ子供達には罪は無いが、マニラで唯一ともいえる観光の名所、世界中の人が集まるイントラムロスでスコーターはないだろう。先日のバスジャック でも醜態をさらしたばかりのリム・マニラ市長は何をやっているのだろう。名物のベイ・ウオークを撤去し、さらに今日の新聞によると露天商の排除徹底を指示 したそうだ。庶民の生活の糧を奪い、マニラの名物をなくして、何を考えているのか。マニラの浄化作戦というが、庶民的なおもしろいものをなくして、まさに フィリピンの恥部ともいえるスコーターをこの歴史地区に残しておくなんて、なんとも解せないところだ。

CIMG2409s-1  同じくイントラムロスにあるフォーとサンチャゴに足を向けた。ここの堀には見事に蓮の花が咲き誇っていた。タバコの農場でも是非、蓮の花を咲かせたいと思っている。

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 パシッグリバーをわたるとそこはもうチャイナタウンだ。今ではマカティにとって代わられたが、戦前はビジネスの中心で日本の商社や船会社の事務所もここに あった。その近傍にあるのが庶民の信仰を集めるキアポ教会だ。その周辺はリム市長の取締りのターゲットになっている露天商が軒を連ねる。マニラ観光のもう 一つの顔だ。教会の周りは幼いキリスト像のロザリオを売る店が並ぶ。

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 キアポ教会の正面を背にしてキンタ・マーケットにいたる通りの両側には露天商が並び、あらゆる食材が格安で買える庶民の買い物所だ。正札がついているので 価格がわかって面白いが、ほとんどのものが一山、10ペソ~20ペソ程度で、100~200ペソ程度で一日分の食材が手に入る。

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キンタ・マーケットでは味の素の袋入りを1~2ペソで売っているのを発見して、退職者の方が大喜びをしていた。なんと彼らは味の素系の会社のOBなのだ。 日本ではもう売られていないサトウキビからとった、ただのグルタミンソーダの粉末だ。もちろん味の素の名前はフィリピンでも普及していて、庶民の味付けの 本命だ。「かつて、フィリピン味の素は従来の瓶入りが売れず、フィリピン人社員の提案で小さな袋入りの味の素を発売した。それ以来爆発的に売れ行きが伸び た」という話を、退職者にしたり顔で披露した。

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 この付近は庶民の買い物客で溢れかえっているが、同じくチャイナタウンのデビソリアのようにフィリピン全土の小売店が仕入れに来るところとは違い、とても 買い物がしやすい。ちなみに、マカティの民芸品店のバリクバヤンでは一個、100~200ペソ程度で売られている市松模様の皮の財布が一個20~30ペソ で売っていた。まさにマカティの5分の一程度で買えるのだ。また、庶民の胃袋を満たすトロトロも種類が多く、おいしそうだ。

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