今日のマニラ新聞にナビマニラ(Vol.32 May 1 2017発行)が折り込まれていたが、その後ろから2ページ目に、先日4月4日に発刊された拙著「新・金無し、コネなし、フィリピン暮らし」が紹介されていた。ナビマニラといえば、マニラ新聞が隔週発行しているフリーぺ-パーで、新聞社が発行するだけあって、読み物が充実していて、日刊マニラ新聞とは一味違う情報源となっている。
ナビマニラに掲載された紹介記事
この本の発行元のイカロス出版からホリーウイークあけに宣伝用にと10冊送ってきた。そこで最初に持って行ったのが、PRA(退職庁)で、営業部長のノエルさんは、こっちが驚くほど大喜びで、早速、GM(長官)に報告に行ったが外出中で、秘書にもう一冊預けてきた。所詮彼らは日本語が読めないので、中身はわからないだろうが、日本から来た客に紹介してくれることを期待したい。
そして、その次に持っていったのが、日本人会クリニック、ここは日本人のたまり場でもある。日頃お世話になっている日本人医師に本を紹介したところ、皆が見れるところにおいておきたいが、その前に、自分で読みたいとのこと。その次に行った時は、おおいに楽しんでいると、喜んでくれた。
その次に持っていったのがマニラ新聞でKIANのピアノのレッスンに間に、同じマカティスクエアにある事務所に顔見知りの編集者を訪ねていった(あのパスポート紛失事件の当日だ)。やはり、大変喜んでくれて、その夜、早速メールで、ナビマニラに空きスペースがあったから、この本を紹介してくれるとのことだった。さらに数日後、近所のトロトロレストランでばったり出会って、2時間ほど編集、出版の苦労話を聞かせてもらった。そして翌日、メールで「マニラ新聞でもこの手の本を出版したいと思っていたが、これ以上の本を作ることはできない。ナビマニラ編集の参考書として使わせてほしい」という、編集のプロに最上級の賛辞をいただいた。しかしながら、写真590枚とは、よく数えたものだ。
5月1日発行のナビマニラ フィリピン生活にとって貴重な情報源だ
次にクリニックに行ったおりに、下の階の日本人会に一冊寄贈、早速、図書館においてくれるとのこと、また事務長さんは前の版を読んだことがあるとのことだった。JETROは不在とのことで日本人には会えなかったが、後から、丁寧な礼状がきた。やはり図書館においてもらえるとのこと。
同じ日、最後に持って行ったのが、Primerで、ナビマニラと同じ、月刊のフリーペーパーを発行している。その場にいた日本人に渡して、事務所を後にしたが、その直後、人が飛び出してきて、挨拶をしてきた。Primerのトップで、編集会議を抜け出してきたのだという。Primerは92ページも及ぶ広告満載のフリーペーパーだが、買い物や食事どころなどマニラの生きた情報を提供している。これフリーペーパー以外にも就職ナビなど、セブのフリーペーパー、セブポットと同様、幅広くビジネスを展開している。フィリピン日本人社会の牽引役を果たしているが、さすが、このトップならではと感心した。この一月には正月の読み物として「金無し。。。」を紹介してもらったが、今回は早速、ブログに載せてもらえるとのこと。
最後に持って行ったのが、マガリヤネスの小林歯科、ここも日本人のたまり場だ。小林歯科は「金無し。。。」の193ページで紹介しているが、旧版のこの記事を読んで、小林歯科を訪れる日本人が数多くいるらしい。そのためか、クリニックを訪問するたびに、ご夫婦である二人の小林先生から、深々と頭を下げられて恐縮至極だ。この改訂版を執筆中に、写真の撮影に行ってのだが、奥さんも一緒にとお願いしたが恥ずかしがって決して撮影に応じてはくれなかった。フィリピン人といえば、こんな機会には、だめと断っても写りたがるものなのだが。この日は、スタッフ全員が出てきてうれしそうに本を眺めていた。
一冊の本で、多くの人の注目や賛辞をいただけるということは、本の出版というものがいかに社会貢献をするものだという感慨を新たにしたが、執筆の苦労に十分報われるものだと同時に痛感した。私にとっては最初で最後の本の執筆となろうが、次回、5年後に改訂版を発行するころまでは、現役を続けていたいと思う。その頃はKIANも小学校を終えて、ハイスクールに入学する頃で、新たなフィリピン生活の経験をつんで、改訂版に載せることができるだろう。
旧版の金なしコネナシフィリピン暮らしを読んで、その年に初めてフィリピンへ行きました。あのときは、志賀さんにはコンドミニアムの間借りでお世話になりました。新版も楽しみにしてます。