パサイ市警察・署長室訪問 2019年8月25日


キアンがMOAでTimexを手に入れた直後、ママ・ジェーンがパパ・カーネルの執務場所を見に行かないかと言い出した。それも良しと帰り際、ブエンジア通りからハリソン通りをを右に折れて、さらにリベルタッドの先のパサイ市役所に向った。因みにパサイ市警察は市役所と同じ敷地内にある。

パパカーネルに会いに行くというのでご機嫌のクッキー

この辺は私にとって大変なじみのある場所で、かつて足繁く通っていた場所でもある。ハリソン通りとリベルタッド通りの角の近くには外務省があってパスポートの発行や各種書類の認証を行っていた。そして夜は一変して、かつてのサリリン・アティンやミス・ユニバースなどの有名ナイトクラブがあったところなのだ。

2000年代、立見客が出るほど一世を風靡したミス・ユニバース(初代、その後、ミス・ユニバーサル、そして現在はミスはとれてユニバースと名前を変えている)ちなみにミス・ユニバーサルは未成年者を働かせていたということで2011年永久閉鎖に追い込まれた。
参考ブログ
また一つマニラ名物の灯が消えた(その5)2011年6月23日 参照

キアンやクッキーに悟られないようにハリソン通りから窓の外を眺めていると、リベルタッド通りのすぐ近くに、最近、かつての名声を取り戻したという噂の(ミス)ユニバースの看板がまばゆいばかりに輝いていた。

パサイ警察署の署長室の入り口。その前には、なぜか新車のオートバイが数十台並んでいた。

カーネルの執務室は、専用のビルで受付を経由して会議室の奥にある。さらにその奥には寝室があって、週7日、24時間の過酷な勤務状況を連想させるものだった。

パパに会えてうれしそうなクッキー

しばらく、すると、ジェーンは家族一同で泊まるから、帰ってよいという。これはチャンスとユニバースに寄ろうかとよからぬことを考えていると、ヤヤは一緒に帰るとのこと。がっかりして帰る途中で、ヤヤは呼び戻されて、また警察に行って一緒に泊まることになった。当方の企みは、ママ・ジェーンにばればれだったのかも知れない。

寝室は小さなベッド一つで仮眠室といったところ、ここに一家族が寝るらしい

穏やかでないのは運転役のアランで、この渋滞の最中、警察と家とを2往復することになったとぼやいていた。この日、ランサーのガソリンの減りが激しいので、原因は私だとか、ジェーンだとか言い争っていたが、これでジェーンが原因であることは自明の理だ。

署長室の専用レセプションの前で

翌日はキアンのピアノレッスンだが、彼らは、午後3時過ぎにようやく戻ってきたが、再びMOAを訪問したと聞いてあきれた。妊娠7ヶ月過ぎだというのに、ここのところのMOA通いは尋常でないものを感じる。確かに歩くことは妊婦にとっては良いことではあると思うのだが、度が過ぎているのではないか。

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