Monthly Archives: December 2015


12月に入ると街は人で溢れ、渋滞もすさまじいものがある。そんな時、退職者の依頼で、マニラを一周するツアーを決行した。渋滞でほとんど動きがとれないと危惧されたが、日曜のせいか、案外と予定通り回ることができた。 はじめに立ち寄ったのがマカティの中心地、レガスビリッジの日曜マーケット、毎週日曜日、駐車場で開かれるマーケットだが、周辺のコンドミニアムに住む外国人が多く訪問し、有機無農薬野菜や特徴のある商品を購入することができる。 次がカーティマール・マーケット。ここは数百件のペットショップが立ち並ぶことで有名で、写真は熱帯魚の王様、アロワナとディスカス、この手のアロワナの価格は10万ペソをくだらない。 この日、カーティマールのウエットマーケットが何故か見つからない。聞いてみると隣に新らしい施設ができて移ったとのこと。そこは従来のウエットマーケットとは一線を画す近代的で(?)こぎれいなマーケットが広がっていた。ただ商品は一緒だ。 次に向かったのがバクラランの問屋街。年末とあって、全国各地から仕入れに来る人々やらでにぎわっていた。しかし、こんなところにも車が入り込んでいて、まさににっちもさっちも行かない状況に陥っていた。   次はモールオブエイシア(MOA)、さすがMOAという雰囲気で、やはり人で溢れかえっていた。     歴史地区イントラムロスの目当ては世界遺産サンアガスティン教会だ。日曜とあって運よく結婚式に遭遇することができた。 次は、今日の目玉、トンドのスラム街だ。その迫力にはあいかわらず目を見張るものがあるが、人々が案外清潔な格好をしているのに気がついた。 フィリピンで一番信仰を集めるというキアポ教会の参道は人と屋台でで埋め尽くされる。教会の内部はやはり身動きができない。 この日の終わりはチャイナタウン。いつもの屋外レストランで安い、うまい、量が多いの三拍子そろった中華料理を満喫した。3人でたべても500ペソもいかない。この後は夜のエルミタ・マラテを通過してマカティに戻ったが、退職者のたっての願いで、カラオケなどの花街もを覗いてみた。

師走のマニラツアー 2015年12月21日


経費節減のため、見送られてきた30周年創立記念パーティがクリスマスパーティを兼ねてPRAのあるCitibank Tower34階のHill Top Restaurantを借り切って12月11日に開催された。Inivitation for PRA Party 20151128_0001 創立記念パーティーが行われるということを耳にしたのは、ほんの一ヶ月前のことで、PRAのハビタン部長に、毎日のように例のCenturyan(世紀人)を招待して欲しいと頼まれた。PRA会員の最高齢の鏡さんは102歳で、ヌエベヘシアのカバナツアンに住んでいる。同じくPRA会員の息子さんにコンタクトをとったところ、元気ではあるものの、長旅は無理だという。その旨をハビタン部長に伝えるとせめて息子さんに出席してもらって代理で賞を受け取って欲しいととのこと。鏡さんは申し出を快く受けてもらったが、ハビタン部長からは、そのほか、5人の日本人を招待して欲しいと頼まれた、マカティにお住まいの方に声をかけたが、フィリピンで子育て中の奥様、3組(総勢10人)に参加してもらえた。 広くアナウンスされていなかったせいか、招待客は案外と少なくて、日本人と欧米人が主体だった。しかし、色々な出し物や景品があり、楽しいもだった。ただ、鏡さんの案内役なのでVIP席に座らせられて、皆さんと交流できなかったのが残念だった。また、隣の席には、入管のKANTA弁護士(アトニー・カンタ)が座っていて、彼のサインのある私のパスポートを見せたら、記念にと写真に取っていた。ちなみに彼は、私がPRAにいたころ(2004~2006年)マカティの入管のトップで、退職ビザのスティッカーのサインは、すべて彼が行っていた。 パーティに先立ってPhili Health(国民健康保険)とPRAの合意書のサイン会(右がPRA新GMのカバンサッグさん)。今日からSRRVメンバーはPhilihealthに加入が可能となったが、年間の掛け金は15000ペソと意外と高く、還付金の詳細は今のところ不明。 すべてのセレモニーは、国家斉唱で始まる。歌や踊りを披露してくれた少女隊は孤児で毎年PRAのセレモニーに参加している 前列のVIP席にはPRAのGMのほか、Philihealthの会長さんなどのお偉いさんが座っている。Centuryanの表彰をお父さんの代理で受け取る鏡さん。一緒に移っているのはカバンサッグGM、家田PRA日本人クラブ会長、それにハビタン部長   […]

PRA 創立30周年記念パーティ 2015年12月21日



フィリピンはクリスマスをもっとも長く楽しむ国というのが定説で、10月に入ると、街はクリスマスの飾りでにぎわい始める。さらに11月1日のハロウインが終わると、街はクリスマス一色だ。そこで、クリスマスの飾り付けを紹介したい。 我が家のクリスマスランタンとコンドの入り口の飾り 高級コンド街、ロックウエルのパワープラントモール内部の飾りつけ、このトナカイは電動で動くすぐれものだ       マニラ空港(NAIA)ターミナル3はキリストの生誕の場面で飾り付けをしている マカティスクエアの和食レストラン街、リトル東京内ではバンドが入っていた、主要な飾りはなんと提灯だ マカティ市の目抜き通り、アヤラアベニューは毎年、道路の端から端まで精細なイルミネーションで色どられる シャングリラホテルのロビーはさすがに見事な飾り付けだ           最近、土曜のランチでお世話になっている「はつはな亭」の入っているHERALD SUITES Hotel のロビー 久しぶりに立ち寄ったCITY OF […]

クリスマスがやってくる2015年12月21日


オーナーが変わってしばらくご無沙汰していたマカティアベニューの韓国料理SEOULが我が家の外食の定番に復活した。SEOULは、ホテル・飲食店が立ち並ぶ、マカティアベニューの北のはずれ、Kalayaan Aveの次のGen. Luna通りをちょっと東(高層ビルとは反対側)に入ったところにある。付近はいかにも下町風だが、ハングル文字が跋扈する韓国街だ。SEOULは焼肉が主体だが、対面の店はシーフードがメインで、両方とも本場韓国料理を提供する店として捨てがたい穴場だ。    そもそもの馴れ初めは、私が2008年韓国KBSの特集番組の取材を受けた際に、そのスタッフらに連れて行かれたのがここだ。ここは、まさに韓国そのもので、ここにいると韓国にいる錯覚に陥るそうだ。それからしばらく病みつきになって通い続けたが、オーナーが変わってから、数年、ご無沙汰していた。ほとんど忘れかけていたが、何を急に思い出したのか、ジェーン夫妻がKIANを連れて行ったら、大喜びだったので、また行こうと言い出したのだ。それで早速、日本からやってきた息子を含め、我が家全員で出かけていった。 料理は焼肉主体だが、キムチなど豊富な野菜の漬物がありがたい。しかも只でお代わり自由。スープやそばなどのどんぶりものも色々あって、なかなかのバラエティーだ。 メニューを見ると豚肉やどんぶりは300ペソ前後で従来と変わりない。しかし、牛肉の料理は1000ペソ前後でがくんと高くなる。どうもそれがご無沙汰していた理由らしい。しかし豚肉さえ取っていれば、5人で1500ペソ程度とリーゾナブルだ。 翌週、再度出かけていったが、いつもなかなかの満足度だ。KIANも一丁前に食事をしている。もっともKIANはご飯に醤油をかけて食べるのが大好きで、どこへ行っても醤油ライスが主食だ。

韓国料理 SEOULが我が家の定番に復活 2015年12月6日



しばらく前になるが、KIANが両親に伴って、ランドマークのおもちゃ売り場を訪問した際、Jurassic Worldのレゴの前で動かなくなってしまった。両親は、こんな高いおもちゃを買う金はないとKIANの願いを一蹴した。それからKIANは寝てもさめてもそのレゴを買ってくれと両親にせがんだ。寝言にまで出てくる始末だったそうだ。 そこまで来ると両親の根負けで、私に買ってやってくれと頼み込んできた。普段は、おもちゃを買いすぎると小言を言われるている私だから、ここぞ出番と張り切ってランドマークにKIANを連れて行った。ようやく目当てのレゴを探し当てて、値段を見たら、目が飛び出るような値段だ。たかがレゴに8000ペソの大枚をはたくのは、私でさえ大いにためらう。しかし、ここで拒否したら、私への信頼は失墜するし、またまたKIANは夢でうなされると思い腹をくくった。今年のクリスマスのプレゼントの先渡しという理由をつけて買ってやることにした。 組み立てはクヤ・ケイシ(息子)の役目だ。出来上がりが待ちきれないKIANはクヤ・ケイシのそばを離れない。そして、その後も、買うおもちゃはレゴと決まっている。もちろんそんなに高いものは買ってやれないが、数百ペソも出せば、KIANに丁度よいレベルの中国製のレゴが買える。 しかし、レゴのよいところは、古いものでもそれを部品として何か新しいものを自由に組み立てることができることだ。幼少時代をレゴとプラモデルですごしたという自称するクヤ・ケイシは、その後も古い部品を使ってKIANが喜びそうな車や飛行機を組み立ててくれた。KIANも負けずに何か作って自画自賛している。作品を食事時や寝るときもはなさない。最近のレゴは、クヤ・ケイシがレゴで遊んでいたことに比べると様々なキャラや部品があって、かなり現実味を帯びたものが作れておもしろそうだ。 つい最近までは、キャラ一個を組み立てるのがやっとだったKIANだが、このJurassic Worldモデルをきっかけにレゴの組み立てにはまったようだ。まさに5歳という年齢はレゴの適齢期なのだ。KIANはレゴの組み立てに数時間、夢中になっておりテレビ漫画や携帯ゲームを上回る集中振りだ。レゴは、子供の空間の想像力と創造力を培う優れもののおもちゃとされている。単純な足し算を繰り返す公文の宿題は大きらいなKIANだが、レゴに集中している間は、空間という課題に挑戦して、おおいに力(リョク)を養っているに違いない。 毎日、公文の宿題に音を上げているKIANだが、私が見ても、5+3、6+3などを延々と繰り返すだけで、面白みも何もない。先日、公文の帰りにコインを出して、5ペソコイン、2枚で幾らになるかKIANに聞いてみた。KIANは困惑した顔で、55ペソなどとあてずっぽうに答えていた。5+5=の計算は紙の上ではできても、5ペソ+5ペソは10ペソになることがわからない。どうも数字というものの概念はまだあやふやらしい。 KIANに勉強はきらいかと聞いたら、面白くないからきらいと答え、また、遊びは好きかと聞いたら、面白いから好きと答えた。何故と聞いたら、もちろん答えはない。勉強が好きだという子供はいないし、遊びがきらいな子供はいない。いたとしたら、何か異常な状況があるからだ。だから、勉強=遊び、にしたら、誰しも喜んで勉強するに違いない。空間の勉強を授業形式でやったら面白くもなんともないだろうが、レゴなら、勉強嫌いのKIANでも何時間も夢中になれるのだ。 公文の算数にしてもそれを遊びにしたら、KIANも夢中になるだろう。算数をしながら遊ぶ、それがすなわちゲームだ。トランプや囲碁将棋で、子供は遊んでいるうちに足し算や引き算、さらには図形というものを勉強することができるのだ。以前チャレンジしたもののKIANが小さすぎてギブアップしてしまったが、まさにゲームで遊ぶときがやってきたのだ。 動物の子供が子供同士で遊んでいるのは大人になったときの狩りや戦いのトレーニングだそうだが、子供の遊びも将来の実生活のトレーニングなのだ。アイスクリームなどもKIANにお金を持たせて買いに行かせるのがいいだろう。お金を勘定する、それがまさに算数なのだ。ある物知りのお母さんが、子供がどうしても数字の概念を把握できなかったら、数字のあとに円をつけるとイメージがつかめると言っていた。5ペソコインが2個で10ペソになるという体験をKIANに積ませることが大事な時がきたようだ。

KIANは現在レゴに夢中(その3) 2015年12月6日


最近、我が家でもてはやされているのがバージンココナッツオイル、クエン酸そして重曹だ。これらはいずれも食品だが、万能薬品といってもいいくらいの優れもので、これさえあれば、医者も薬もいらないとさえ言われている。 バージンココナッツオイルの効能については以前、このブログで紹介したので今回は割愛する。「奇跡の食用油、ココナッツオイル2015年7月13日」 クエン酸と重曹の効能は大分前に伝え聞いていたので、手に入れて使ってみた。しかし、何の自覚症状もないので、忘れかけていた。しかし、最近、親しくしている人たちの強い勧めで、我が家の住民が(ジェーンやキム)こぞって使い始めて、その効果を絶賛した。私が何の自覚症状がないのは、どこも悪くなくてすこぶる健康だからにちがいない。ちなみに、私は、薬というものを一切常用していない。 クエン酸(Citric Acid)は、酢、梅干、トマト、レモン、グレープフルーツなどに含まれ、昔から疲れたらクエン酸と言われている。クエン酸は体内の毒と言われる乳酸をエネルギーに変えて体をアルカリにして万病に効くそうだ。だから、トマトが赤くなると医者が赤くなる、ともいわれ、医者の天敵だった。 一方、重曹(NaHCO3 炭酸水素ナトリウム、Bicarbonate Sodium))はベイキングソーダ(Baking Soda)とも呼ばれパン作りや料理、水回りのよごれや家の掃除に使用される。私が子供のころはお腹の調子が悪い時は重曹と相場が決まっていた。身体を弱アルカリに保ち、体内の酸を中和し、美容と健康に大きな効果を発揮するそうだ。 こんな良いものも、時代とともに忘れ去られ、その効能を知って常用する人も減ってしまった。その原因は、これらが安すぎることだ。これらが行き渡って人々が健康になると薬も医者も要らなくなってしまうので、医薬の世界で葬り去られてしまったのだそうだ。これは、ココナッツオイルが受けた迫害にも似ている。 先日、息子が久々にフィリピンにやってきた時、到着時から体調を崩し、強い腹痛と水のような下痢に悩まされていた。息子は薬嫌いで、下痢の特効薬、イモジウムを勧めても拒否して、2~3日、外出もままならない状況だった。そんな時、やおら、私がほったらかしておいたクエン酸を飲んでみたいと言い出した。昼に飲んだのだが、数時間後、直ったと、息子がうれしそうにしていた。まさに劇的な効果を発揮したのだ。それ以来、息子は、クエン酸無しでは生きていけないとまで言い出している。 クエン酸(英語名Citric Acid)をフィリピンで探してみたがどこにも見当たらない。仕方なく、日本からやってくる人にお願いしたが、500gで400円程度で、簡単に買えたそうだ。私としてはクエン酸を水に溶かして飲むのも寂しいので、ダランダンの生ジュースを飲むようにしている。グレープジュースもいいが、高いし、輸入物は何がはいっているか知れたもんではない。ダランダンのすっぱみがなんともさわやかで、成分的にはクエン酸と大差ないものと思う。ダランダンの生ジュースは健康の元 2015年4月12日 ジェーンとキムは歯磨きに重曹を使っているという。使いするぎるとエナメル質がなくなってしまうとも言うが、歯を白く美しくする効果があるという。そして、キムが口を開けてた歯と矯正ブレスレッドを見せてくれた。たしかにブレスレッドは光輝いていた。さらにキムはブレスレッドのおかげで口の中が傷ついて口内炎ができて痛くて仕方がないという。そこで重曹を傷口にこすりつけたら、翌日には完治してしまったそうだ。 重曹はパン作りにつかうベーキングパウダーだからスーパーでも簡単に手に入る。ちなみに一ポンド(454g)で47.95ペソ(125円)と格安だ。只、ジェーンはフィリピン製は品質に不安があるから日本から取り寄せたいと主張している。        

我が家の万能常備薬 クエン酸と重曹 2015年12月3日