退職者情報


キアンのレゴへの執心と息子のアドバイス、さらにヤフーメールのニュースで、レゴの組みたてが子供ばかりではなくて、コロナ禍のおり、自宅で遊べる大人の趣味として、ブームになっているとの記事を読んだ。そこではランボルギーニ「シアン」が紹介されており、ブロック数が3691個、対象年齢が18歳以上、ただし価格は5万円程度とまさに大人向けだ。毎日挑戦しても一週間、ゆっくりやったら一月程度はかかるだろうか。まさに、暇つぶしと脳の活性化にはうってつけだ。参照ブログ 待望のレゴが到着した 2020年9月2日 そんなわけで、まずは、ニッサンGTR、2000ペソ(純正品、ブロック数298個)をオンライン・ショッピングのShopeeに注文した。2~3日で配達されたが、キアンとの共同作業で、たったの2時間で終わってしまった。レゴ・マスターを自認するキアンの役割は私の指導員ということなのだが、私の隣で、口や手を出して、うるさくて仕方が無い。よほど私がのろまにうつるのだろう。それで、交代に組み立てることにしたら、そのスピードに舌をまいた。一体、考えているのだろうかと思うくらい、ブロック探しと、組み立てが、解説書を見ながら、同時並行して進んで、瞬く間に組みあがる。私の数倍の早さだ。 この原因は、どうもピアノのレッスンにあるようだ。楽譜を見ながら、鍵盤をたたいて、音をきいて補正するという作業を、連続かつ高速で脳をフル回転させなければならないピアノのレッスンの賜物なのだ。いわゆる頭の回転の速い子に育ってきているということなのだが、これはまさに思惑とおりだと、一人ほくそ笑んだ。 次にオーダーしたのが、Compatible(相当)と書いてある中国製の模造品だ。模造品は純正品に比べてとにかく価格が安い。三分の一から五分の一程度、しかもほとんどのレゴ製品のコピーがある。見てくれは同じだが、キアンは部品が足りないなど質がおちるので、きらいだと言って、興味を示さない。しかし、金を出す私に身になってみれば、この価格は魅力で、多少のことなら我慢できる。とにかく試してみて、だめなら純正品で行くということで決めた。 そういうことで、少しグレードの高いスポーツカー、ブロック数728個、価格1383ペソの模造品を注文した。しかし、中国から取り寄せるということで、2週間以上かかってしまい、その間の場がもてない。そのため、キアンの勧めで純正品も試しに買うことにした。たまたまハーレーダビッドソン(ブロック数1023個)が通常、1万ペソが6400ペソ(40%引き)で出ていたので、飛びついた。こちらはマニラに在庫があるので、2~3日で到着する。さらに、パパ・カーネルの愛車、Toyota FJ クルーザー(1631ペソ、ブロック数999個)の模造品を見つけたので、合わせて注文したが、これも2週間かかる。どうも模造品は、マニラにおいておくと当局に根こそぎ没収される恐れがあるので、マニラには置いていないのだろう。 模造品のスポーツカーと純正品のハーレーダビッドソンがほぼ同時に配達されたのだが、キアンのたっての願いで純正品のハーレーダビッドソンから組み立てを開始した。ステップごとに私とキアンで交代で組み立てたのだが、対象年齢は16歳となってはいるが、10歳のキアンはやる気満々で、待っている間もすぐに口と手を出してくる。ちょっと別件の仕事が入ったので、その間、キアンにやらせておくと、瞬く間に進んでしまい、私というよりほとんどキアンが組み立てたと言えるほどだ。途中、3回ほどつまづいたが、私と共同でなんとか克服して、一日2~3時間、3日ほどで組み立てが完成し、キアンは大満足だ。 次に挑戦したのが模造品のスポーツカーだ。これについては、キアンは、はなから全く興味を示さず、応援を頼んでもそっぽを向いている。まず、ブロックが組み立ての順序に小分けしていないで、ごそっとまとまっている。そのため、ブロックを探すのに手間がかかるので、ブロックを、形、大きさ、色等で仕分けして、プラスティックのトレイに分類した。この作業が、面倒だとキアンは参加しない。こうしておけば、組み立て中にブロック探しに時間が節約できると言っても、組み立てに直接寄与しないせいか、やる意義を見出すことができないようだ。 先日の「チコちゃんは知っている」でやっていたのが、何故学校で数学を習うのか、という興味深い話をしていた。四則演算、分数、小数点等の小学校で習う算数は生活に必要な計算能力を養うものだ。しかし、中学校からの数学、方程式、因数分解、微分積分、、、が社会に出て役立つのは一部の専門家でしかない。しかし、チコちゃんは、論理的な思考や行動を養うのに大いに役立っているのだと言う。このレゴ・ブロックを同じ種類ごとに分類するという作業は、チコちゃんによると因数分解の応用で、数学を通じて得た論理思考だというのだ。 多くのフィリピン人は、小学校の四則演算、分数・小数点でつまずいて、ハイスクール卒業までのあいだ、数学には目を閉じてそっぽを向いてすごす。現代社会では四則演算は計算機がやってくれるし、数学なんぞ労力をそぐ必要ないと思っているらしい、というか、数学などはちんぷんかんぷんで手に負えないのだ。しかし、これこそが、フィリピン人と付き合っていて、その発想になにか違和感を感じる原因ではないか。数学を避けて生きているために、論理的思考が未熟なのに違いない。要は、井戸端会議的発想でことを進めようとする人が多いのだろう。 レゴに話題を戻すと、模造品のスポーツカーはキアンがそっぽを向いているために単独で挑んだ。キアンのようにレゴ・マスターでない私は、じっくりと、ありあまる時間をかけながら進めて、それなりに楽しかった。まず、出くわしたのが、足りないブロックがあったことだ。これは、ダンボールに一箱も溜まっているブロック群から探して事なきをえた。 次の問題は、ドアやフロントグリルなどのパーツを組み立て終わって、本体に取り付けるときに、強く押すと、他の部分が外れてしまったり、組み立てたパーツからブロックが外れたりして、後戻りが頻発し始めたことだ。順番に組み立てきて、それが壊れると、元からやり直さないと訳がわからない。そのため、一つの作業を10回以上繰りかえさなければならない羽目に陥った。インターネットで調べてみると、この辺がレゴがレゴであるゆえんであって、純正品はこういう見えない部分に金をかけているから高いのだそうだ。 そうなると、楽しいというより、苦痛であって、なんとか最後までたどり着いたものの、ぼろぼろとブロックがこぼれ落ちる始末で、苛立つことこの上ない。キアンにもダダのいらつき具合は尋常でないと評された。脳の活性化、認知症予防、暇つぶし、キアンへのプレゼントなど、一石3鳥、4鳥を目論んで始めたものの、このいらつきで脳が損傷され、キアンとの関係にも傷が入るのではないかという気がしてきた。 […]

レゴの組み立てに挑戦 2020年9月27日


7月16日政府通達で「長期ビザ保有者のフィリピン入国を許可する」というニュースが流れ、多くのメディア、ユーチューブ等がこぞってとりあげた。私もローカル新聞の報道を目にして「遂にやった」と思ったが、正式な通達を目にするまで、ニュースを広げることを控えていた。そして通達を手して良く見ると「長期ビザとは移民ビザの13ビザ」と記載されていた。13ビザとはクオータビザや13a婚姻ビザをさすもので、9gワーキングビザ、SRRVなどの一般的な長期ビザを含まず、ごく限定されたビザをさす。そもそもこれらを長期ビザといっぱひとからげに呼ぶことは間違いであり、通達を読んだ人々が全ての長期ビザと解釈することは容易に想像できる。メディアやユーチューブの発行者もそう思ったに違いない。 その後、大使館からも報道されたが通達を翻訳しただけで、具体的にどのビザが含まれているのか、解説がない。その他の雑誌の記事を見ても大使館の情報の再掲載に留まる。要は一般の人がわかるように解説してあるのは、私のホームページ以外にみあたらないのだ。さらに入国に当たっては隔離施設とPCR検査の予約を独力で行なうこととあり、一体どうしたらいいのやら一般人には皆目見当がつかない。そのため、通達の真意を確かめるために多くの人から質問が私にもあったが、旅行社やフィリピン大使館はこの通達の要求にどうしたら良いのか説明するためにてんやわんやで、混乱のまま8月1日を迎えるのではないだろうか。 先日、歯医者に行くために久しぶりに外出したが、それから数日して、倦怠感に襲われ、半日も机に向うとげんなりしてしまった。しかし、熱は36度台の微熱程度で咳も全くない。ひょっとしてコロナとも思ったが、その後も熱も咳もなくてコロナと迷っているうちに、一週間程度で倦怠感がなくなった。ひょっとすると、これは無症状のコロナで、あっという間に直ってしまったのかという気もしている。そうであるとするとこれで抗体を獲得してもはやコロナに罹患しない天然のワクチン接種ということになったのかもしれない。こんな形で、抗体獲得者が増えて、コロナが自然消滅するのが理想的と淡い期待をいだきたくもなる。 キアンの大好きなキッザニアが閉鎖されるというニュースが流れたが、果たしてドリームプレイはどうなるのだろう。このままコロナ封鎖がさまざまなレベルで継続すると、経済・社会活動が停止して、世の中真っ暗になって、まさに「End of the World」がやってきて、コロナ怖さに為政者が国を滅ぼしてしまうという結果になるかもしれない。ブラジルの大統領がコロナなんぞはインフルエンザのようなものだと言ったそうだが、もしかしてそれが正解かもしれない。日本の為政者も緊急事態宣言の発令を躊躇しているがそんなジレンマがあるのだろう。 ところで、キアンのオンライン授業がやっとはじまった。ドテルテ大統領の話によると、ワクチンが出来るまで、対面授業は来年あたりになるだろうということなので、あと半年も自宅待機では学業への影響は計り知れない。学校としても授業料を取ることが出来ず、私立校は倒産の憂き目にあってしまうから、先生方もいつまでものんびりしているわけにはいかない。そのためキアンは朝の7時から11時半までラップトップにかじりついており、やっとニューノーマルの体制になったわけだ。 一方、クッキーも3歳と9ヶ月、本来ならば幼稚園に通っているところだ。そのため、ここ2ヶ月間、私にお鉢が回ってきて、ABCマウスというオンライン教材で、毎日レッスンをしている。しかし、お絵合わせ(ジグソーパズル)やお絵書きに歌など、遊び相手で退屈で仕方がない。しかもクッキーは強情で自分の思い通りに行かないと私からマウスをとりあげて勝手にクリックして、気に入ったところでブレーキしていつまでも遊んでいるので、私の手におえない。しかも私のパソコンを占領しているので、机の前でぼんやりしているしかない。 そこでママ・ジェーンが白羽の矢を立てたのがメイ先生だ。キアンの通っていた幼稚園の先生でキアンの家庭教師でもあり、キアンの英語の恩師といえる存在だ。しかし、メイ先生は現在スペイン在住で、本来ならばありえない話だが、クッキーのレッスンをオンラインで引き受けることになった。まさにニューノーマルで地球の裏側のスペインからレッスンを受けるということが現実になっていているのだ。 コロナ封鎖前、キアンの家庭教師をしていたドンボスコの先生ラニョラ女史にクッキーも一緒に面倒を見てもらうべくレッスンを開始したのだが、数回にしてクッキーのヤンチャぶりにギブアップした経緯がある。メイ先生は幼児教育のベテランなのでやり遂げるに違いないと期待しているのだが、ちなみにママ・ジェーンは、はなからギブアップしている。

キアンのオンライン授業とクッキーのオンライン家庭教師が始まった2020年7月26日



今週の最大の出来事は、日本政府が海外在住者にも10万円の給付を決定したことだ。安部首相が全ての国民一律に10万円を給付すると発表したとき、当方も日本人である限り、当然支給されるものと思った。しかし、後になって、住民票に登録されているものに限り、さらに外国人にも支給されるということがわかった。我々は日本人でないのか、外国人でさえ日本にいればもらえるのに海外にいるということで、恩恵を受けられないなんて、とんでもない差別だと感じた。日本にいたら10万円なんてと思うかもしれないが、フィリピンではかなり重みがある。この3ヶ月ご多分にもれず休業で収入が全くないので、まさに天の恵みなのだ。 次のニュースは、6月8日にPRAが業務を開始したことだ。オンラインを主体として、事務所での面会は予約制で人数制限があるということ。オンラインは業務を知り尽くしたマーケッター(代行業者)、事務所の面会は退職者向けと理解して前向きに対応しなければならないと決意した。PRA通達(6.05-1) PRA 通達(6.05-2) というわけで、7日の日曜から矢継ぎ早に、ID更新と取消関わる質問、申請済みビザ取消進捗状況、新規取消申請、新規ID更新申請、SRRV申請の事前レビュー、などのメールを大量に発信した。それぞれの申請事項には専門のメールアドレスが設定されており用意周到だ。ID 更新は「id_renewal@pra.gov.ph」、取消が 「cancellation.pra@gamil.com」SRRV申請は 「srrv.preevaluation@pra.gov.pra」など。 10日、水曜日にあらかたメールを打ち終わってみたものの、7日(日)以来送り続けているメールに一向に返事がない。いくら3ヶ月ぶりの業務とはいえ、オンライン・オンラインと大騒ぎして、そのオンラインに返事が無いのでは始まらないではないか。そこで痺れを切らして、果たして上記のメルアドは機能しているのかと、PRA内部のいつも頼りにしているスタッフにヒアリングのメールを送った。 その効果は抜群で、そのスタッフが関係各所に掛け合ってくれて、返事が来はじめた。その結果、どれもこれもがっかりする返事だった。取消申請は、この3ヶ月何の進捗もなし(入管も休業だったのだから仕方がないが)、取消の新規申請は、現状、事前アポで面前でのみ申請を受け付けるというもの、あれだけ通達でオンラインと騒いでいたものが、なんというていたらくだ。一方、ID 更新については、一週間音沙汰無し。要はオンラインが全く機能していないのだ。 事前アポについては、かなり少数に絞られているので、アポを取ること自体が難しく、しかも私は60歳以上なので、いまだに外出禁止令が出されている。こうなると、PRAは再開したものの、当方が手続きを進めることはできないという結論になってしまう。すべてコロナありきで、じたばたしてもどうしようもないので、しばらく様子見ということにするしかないが、件の頼りになるスタッフに事の次第を送って解決策を探っている いまだ、GCQ(一般地域防疫措置)の最中で子供達は外出禁止のはずなのだが、先週土曜なぜかインフルエンザのワクチンを打ちに行った。ママ・ジェーンがワクチン・ワクチンと大騒ぎしているので、まさかコロナのワクチンが出来たのかと心をときめかせたが、単なるインフルエンザだという。しかし、インフルエンザで熱が出たとすると、病院が全うに機能していないのでやばいというのだ。しかも周囲からコロナと疑いをかけられて白い目で見られると、日本と同じく風評被害があるらしい。一方、一般患者がコロナ感染を警戒して病院を敬遠するので収入が激減し、大多数の病院が存続の危機に見舞われているという、日本と似たような現象がおきているそうだ。 しかし、60歳以上の私と子供達がこぞってオルティガスのクリニックまで行くことが出来るのかと不思議に思った。ママ・ジェーンによると、パパ・カーネルが一緒だから大丈夫だという。カーネルのパワーはコロナウイルスにも有効らしい。そんなわけでカーネルの運転でオルティガスの事務所(子供達を取り上げたヒメネス先生)、に向った。途中、そこそこの車は走っているものの渋滞という現象には程遠い。子供達は2ヵ月半ぶりの外出に大はしゃぎだ。末っ子のココは、ほとんど始めてみる外界に目を丸くしていた。 事務所ビルに入る時は詳細を記入して、さらに3人ずつと人数制限をされたが、中に入ってみるとがらがらで何のための入所制限かよくわからない。帰りはカーネルがまだ昼食を摂っていないというので、マクドのドライブスルーに寄ったが、これも久しぶりの経験で子供達ははしゃいでいた。

ワクチン注射に行って来ました 2020年6月13日


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師走も押し迫って、なにかとばたばたしている。特にフィリピンではクリスマス休みと年末年始の休みが連続するので、この2週間の10平日のうちなんと半分の5日(24、25、30、31、1日)が飛び石で休みとなる。したがってパスコも12月21日の土曜から翌年の1月5日の日曜までの16日間を休業としている。 こんな折に、某ユーチューバーの方から取材の申し込みがあった。「アキラ先輩」というユーチューブを運営しているが、「フィリピン移住サポートのプロとして、フィリピン移住について、話を聞きたい」というのだ。話そのものはいつもやっていることで何の問題もないのだが、私にとって具体的なユーチューブの作成に関わるなんてことは一度もないので、対応可能なのか一抹の不安がよぎった。 近所に住んでいる息子に聞いてみると、ユーチューブ「アキラ先輩」のファンであり、よく視聴しているとの反応だった。パスコの宣伝になると思い、二つ返事で了解した。条件としては、私がべらべらとカメラの前でしゃべるのではなくて、対談形式にしてほしいとお願いした。そうであれば、いつもの退職者との面談と何も変わらず、構えることなく、地で話せばいいだけのことだ。 タイトルはインタビューの後に決まったのだが「フィリピン実は...女性にとって天国だった件」というもので、この視点はアキラさんにとっては目から鱗の新鮮なものだったようだ。 さらに第二部は、介護や子育てで苦労している日本の現状に対してフィリピン流の家族主義で対処すれば何の問題もない、日本でだめならいっそフィリピンに移住してはという趣旨の話だ。

ユーチューブ(アキラ先輩)に出演2019年12月15日



2019年9月20日追記:                          とある退職者でAEP(外国人就労許可証)取得希望の方からメールが届いた。PRAの見解によると「コンサルタントとして個人的に活動してかつフィリピンに雇用者がいない場合、AEPは不要」だというのだ。そしてその根拠の書類(DOLEー労働雇用局発行 Frequently Asked Questions(FAQ) on the Revised Rules for the Issuance of Alien Employment Permits(DO 146-15)を送ってきてくれた。 […]

OPC(One Person Corporation)は不法就労の救いの神になるか(AEP取得)2019年7月21日、2019年9月20日追記


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スーパーや薬局でレジ待ちをしていると、お年寄りが、なにやら手帳を取り出してレジ係ともたもたしていて、苛立たされる。これはシニアシチズンの割引( 5%~20%)を受けようとしているもので、60歳以上のフィリピン人に与えられる特典だ。レストランや医者、映画館でも10~20%の割引がある。中にはキアンの好物のシュウマイ(一皿35ペソ)を買うのに、この伝家の宝刀を使うお年よりもいて驚くこともある。 10年ほど前、PRAでもSRRVを保持している退職者にこのシニアシチズン・カード与えるべく画策したが、時のマカティ市長のビナイに拒否された。その代わりにブルーカードという自動車のカラーコーディング(末尾番号により週に一度車が使えない制度)免除のカードをもらうことができた。私にとっては業務上、大変重宝しているが、これもシニアシチズンシップの特典の一部だ(これに税金が絡まないのでOKだったのだろう)。 ただし、最近はブルーカードでもレストランで割引が受けられ、準シニアシチズンの恩恵はあずかっていたが、使いすぎでカードは、もはやぼろぼろだ。 先日、とある退職者の方から、シニアシチズンカードを手に入れて大喜びとのメールがとどいた。地方によってはうまく市役所とかけあってシニアシチズンカードを手に入れている退職者もいる。それが一般的ルールとして、外国人のシニアでSRRVなどのビザを持っている者は誰でも取得できるというのである。これは是非我が身でまず、確かめようと決意した。 ・5月の夏休みは3週間ほどビコールの農場で過ごしたが、インターネットもろくすっぽ使えず、昼間の海水浴やSMに行くこと以外はやることが無いので、このシニアシチズンカードの取得にチャレンジした。ママ・ジェーンの兄嫁のノーマにアクションしてもらったが、彼らはおばあさんやおじいさんのシニアシチズンシップの申請でなれているはずだ。 私自身、そこに2003年以来、ここに居を構えているので、バランガイから居住証明を取得するのは簡単だ。それに1x1の写真、CTC(Community Tax Certificate、地方税の納税証明)それにパスポートとPRAのIDカードで準備万端だ。 2回ほど市役所に赴いたが、ただ座って待っているだけ、そして数日後、見事にシニアシチズン・カードが発行されたのだ。というわけでフィリピン在住の60歳以上の退職者は是非チャレンジして欲しい。周囲の気の効いた フィリピン人なら誰でも経験があるだろうから、面倒を見てくれるはずだ。ノーマにお礼に1000ペソ、弾んだら大喜びしてくれた。

あこがれのシニアシチズンシップを、外国人も享受可能に(?) 2019年7月21日



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最近ラグナ・テクノパークで違法就労容疑の法人が拘束されたというニュースがマニラ新聞に出ていた。「男は就労許可や就労ビザを取得せずに日系企業の営業部長として働いており、情報提供があったため強制捜査に踏み切った。男は旅券やビザを証明する書類を持っておらず、運転免許証が押収された。」とある。 ここで目に付いたのは、「情報提供」という言葉だ。要はタレこみがあったのだ。タレこんだのはきっと男の部下で、きっとへまをしでかしてきつくおこられたのだろう。腹いせに入管にタレこんだに違いない。 本当に営業部長として組織に組み込まれて働いている場合、日系企業で就労ビザ(9dないし9gビザなど)も就労許可(AEP-Alien Employment Permit)もとらずにいるなどということはありえない。きっと下記のような微妙な状況にあったに違いない。 9gビザないしAEPの申請中で手元にパスポートがなかった。通常、申請中であれば情状酌量の余地はあるが、それを証明する書類の写しを所持しているべきである。例え一日でも収容施設に入れられたのではたまらない。 厳密に言えば申請中でもPWP(Provisional Work Permit、暫定労働許可)が必要で、2~3日で発行される。大分前の話になるが、私自身がPRAで働き始めるときにAEPを取らされたのだが、それが取れるまで出勤することは許されなかった。さすが役所のやることはお堅い。 出張ベースで来て現地社員の指導をしており、給与も現地会社からはもらっておらず特に就労しているわけではない。あるいはセミナーなどの指導のために短期間訪問していている場合だ。これも厳密に言えばSWP(Special Work Permit, 特別労働許可)が必要で、2~3日で発行されるが、そんなものを一々とっている会社は少ない。また、芸能人が公演をするときなども必要なビザだ。 さらに最近は特に会社に所属しているわけではないが、個人的にフィリピンに在住して業務を遂行して、日本の会社から対価を得ているという場合がある。従来であれば、フィリピンで収入があるわけでもないし、対価は日本の口座に振り込まれるし、一体、入管なり税務署に捕捉する手立てがあるのか、ということでAEPはとらないでも大丈夫と判断された。 しかしながら同僚ないし知り合いにタレこまれたのではたまらない。立ち入り調査でパソコンなどを調べられたら、仕事をしていることは一目瞭然で、通帳などを見ればしっかりと収入を得ていることもばれる。しかも税金も納めていないから脱税の容疑もかかる。 […]

フィリピンで就労する時は、就労許可証(AEP)が不可欠 2018年7月12日


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フィリピンで就労している場合、外国人であってもフィリピンへの納税義務があるため、TIN(Tax Identification Number:納税番号)の取得が義務付けられている。日本のマイナンバーに近いものと思ってよいのだが、このTINは就労していなくてもコンドミニアムの売買、株式投資、遺産相続など納税の必要が出た場合にBIR(Bureau of Internal Revenue)という日本の税務署にあたる役所から提示を求められる。フィリピンで就職した場合、TINは雇用する企業がまとめて取得等の事務処理を行うため、就職時にTINの存在を意識する必要はない。 一方SRRVの取得にはTINは必要ないため、ほとんどのSRRVホルダーはTINを持っていない。しかし、上記のような事柄に関連してCAR(Certificate Authorizing Registration:納税証明書)を申請する際、売買では売り手と買い手、相続では相続人と被相続人双方に必須の情報となるため、TINが必要となってくる。 就労していない外国人にとってこのTINの取得が難関なのだ。また、TINの番号だけでよいか、あるいはTINカード(TINが印刷され、顔写真を貼付できる紙製のカード)が必要なのかによってその難 易度が大きく異なる。端的に言ってTINカードの取得はフィリピンで就労していない場合は、よほどのコネがない限りその取得は不可能といってよい。 さて、件のSIRV申請中の方と、SIRV取得に必須である株式投資のためにフィリピンの某大手証券会社に訪れた。証券口座を開設するためだ。口座の開設には顔写真付きのID、現住所を証明できるもの、銀行口座等が必要なのだが、その必要書類のリストの一番下に目立たぬように、難敵であるTINが記載されている。申請者はフィリピンで就労していないので、当然TINを持っていない。 証券会社の担当者よりTIN取得の要領が記載されたペーパーを渡された。そこにはインターネット上でTINを取得できることも記載されているのだが、よく読むとフィリピン人用であり外国人は対象となっていない。口座開設者のTINを証券会社の方で代わりに取得してもらえないかと要求してみたのだが、それはできないという。現地証券会社でできないものが一外国人にできるわけもないと思うのだが、そのあたりの企業努力はされていないようだ。後日、申請者はインターネット上でTIN取得を試みたそうだが、何度操作しても「BIRに訪れ申請してください」と表示され、どうにもならなかったそうだ。 当方としては金にものを言わせれば何とかすることができるのだが、今後も常にネックとなることなので、今回は正攻法、つまりBIRに訪れ担当デスクでTINの取得を試みることとした。 まず、証券会社としては必ずしもTINカードを要求しているわけではなさそうなので、まずはTINの番号の取得を試みることにした。さらに色々と調べていくと、どういうわけか就労していない外国人の新規TINの発行は、現在はケソンのBIR […]

外国人の難敵TIN(Tax Identification Number-納税番号)2018年7月6日



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ブログを前のように月に10編くらいは載せようと張り切っていたものの、土日も含めて全く時間がとれない。今日の話題は専門的過ぎるきらいはあるが、フィリピンに滞在する方に共通の話題なのであえて掲載することにした。 ACRとはAlien Certificate Registrationの略で日本語なら外国人登録証にあたり入管(Immigration)で発行される。9g(通称ワークビザ)、9d(通称投資ビザ)、13a(通称配偶者ビザ)あるいはクオータビザなどの長期ビザを持っている場合、保有することが義務付けられている。入出国に際して提出を求められ、再入国許可証の取得にも必要である。銀行で口座を開こうとするとパスポートの他にこのACRの提示を求められ、それが無いと相手にされない。だからフィリピンに来て即口座を開こうとしても不可能なのだ。 今回のブログの主人公のACR しかしながらSRRV(Special Resident Retiree’s Visa)あるいはSIRV(Special Investor’s Resident Visa)などではこのACRの取得は免除され、代わりにそれらのビザ発行の窓口となっているPRA(Philippine Retirement Authority)あるいはBOI(Board of […]

ACR(Alien Certificate of Registration=外国人登録証)の怪 2018年7月1日


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2月早々の肺炎による入院以来、2月は自宅療養、3~4月のホリーウイークの静養のための休暇、5月末の日本出張、そしてそれを補うため4~6月は超多忙という状況でブログに手を付ける余裕が全くありませんでした。ここに来て業務もやっと落ち着いてブログにでも手を付けようかという余裕が出てきました。その間、ブログのネタは山ほどあるのですが、時間が過ぎると鮮度がなくなって筆を取る気になりません。これからは鮮度を見極めながら従来のペースで記載していきたいと思いますのでよろしく閲覧願います。 この間の一番大きな話題は、相続税の支払い方法が劇的に改善されたことだ。 退職者が亡くなられたら、PRAに預けてある預託金や銀行預金の引き出しには相続人による相続手続きが必要となる。相続手続きには、死亡証明書、正当な相続人であることを証明する戸籍謄本、相続人の身分証明書、遺産分割協議書などをそろえて、PRAないし銀行に提出する必要がある。しかしながら、相続手続きの最大の山は税務署(BIR)から相続税の支払い証明書(CAR、Certificate Authorizing Registration)を取得することだ。そのために、BIRが要求する諸々の書類をそろえ相続税を前払いしてさらに3~6ヶ月の期間、ひたすら待つ必要があった(わざと遅くして何らかの見返りを期待しているのではないかという疑いさえもたれる)。 この諸々の書類が曲者で、例えフィリピンに住んでいなくても、上記の他に居住証明、地方税の支払い証明書、固定資産がないことの証明、納税番号(TIN)などの提出が必要だ。しかし、フィリピンに居住していていない限りこれらの書類は準備できない。本来ないものを入手して提出せよという無理難題を押し付けられるのだが、金にものを言わせれば出来ない相談ではないものの、その相場が高騰して相続人の負担を大きくしている。 さらに厳しいのが相続税の前払いだ。日本とは異なって、まず相続税をBIRの要求に沿って支払わなければならない。遺産が大きい場合、相続税の支払いに借金をしなければならないというはめにも陥りかねない。それらすべての難関を乗り越えて遺産の支払いが実行されるのだが、書類の準備も含めて一年以上かかることもざらで、その間の相続人の不安と焦りは想像に難くない。 最近、2件の相続を扱っているのだが、相続手続きの手順を銀行からヒアリングしている最中に元私の部下でCPA(公認会計士)のユージンさんから貴重な情報が飛び込んだ。曰く「2018年1月1日以降に亡くなった場合、税務署からのCARの取得は不要で、銀行が6%の相続税を源泉徴収して遺産の引き出しを可能とする」というものだ。これで相続税の前払い、ややこしい書類の準備、果てしない税務署の怠慢(CAR発行の遅さ)に頭を悩ます必要がなくなった。そこで、早速馴染みのBank of Commerceにヒアリングしてみると、社内通達ではっきりと「もはやCARは不要」となっているとのこと。これは朗報と「さすがドテルテ大統領」と感心した。一石2鳥、3鳥の税制改革で、相続人の負担軽減(税の前払い、期間短縮、ペーパーワークの削減)税務署員の汚職の削減と税収入の増加などなど、いいことだらけの改正だ。 しかし、PRAにヒアリングしたところ、相続の手順は従来どおりでCARが必要という。退職者の便宜をはかるべき立場にあるPRAが法律が改正されたにも関わらず、それを適用しないということは何たる怠慢かと厳しく詰め寄ったものの、担当者レベルではいかんともしがたいところがあり、しばし様子を見ることにした。1万ドルの預託金(年金申請の場合)の大半が相続税や、ややこしい手続きのおかげでなくなってしまうという現実をPRAは一体把握しているのだろうか。そのため件の相続者にはしばし様子を見ることを提案して、相続手続きを保留することにした。 もう一方の相続ではメトロバンクにかなり高額の預金があるが、近くの支店で話を聞いてみると、なんと従来と同じくCARを取得して来いというのだ。どうもこの本店からは支店に指示が出ていないらしい。具体的に相続手続きを行って預金を払い出すのは支店だから、早期に銀行本店からお達しを発行してもらわないと埒があかない。しかしこのまま待つのでは能がないので、CPAのユージンさんから中央銀行(BSP-Bangco Sentral NG Pilipinas)に訴えのレターを提出してもらってメトロバンクに圧力をかけることにした。法律が改正されたのにそれに従わないというのは法律違反であって、一流銀行としてありえない話だというのがユージン会計士の言い分だ。 […]

相続税の支払いに関する法律が改正されました(TRAIN Law)2018年6月10日