退職者情報


2016年12月29日追記  先週、クリスマスを前にDGM(PRA副長官)のBaac氏とのインタビューが会った。目的は、当方のマーケッター公認の更新で、GM(PRA長官)の交代にともない、マーケッターとの対話を持つ機会というの意味もあるらしい。その中で、より多くの外国人にSRRVを取得してもらうためにアドバイスはないかと尋ねられた。そこで、ここぞとばかりに日ごろ胸に秘めている2点を提案した。 1.SRRV発行期間の短縮:公には3~4週間と公言しているが実際はそれを大きく超え、4~6週間かかるという悲劇的状況にある。現役世代が取れる休みは2週間が限度なので、数年前のように2週間で発行するようになれば、SRRV申請者は倍増するであろう。 2.DBPに預けられた預託金の相続:、退職者が亡くなった場合、従来、相続人は相続税を支払うことなく、PRAに所定の書類を提出するだけで、2~3ヶ月後、預託金を満額受け取ることができた。しかし、現在、BIR(税務署)からCAR(相続税等の支払い証明書)を取得してこいとの指示があり、各種相続手続きの実行を求められ、預託金の20~40%の費用と6ヶ月程度の手続き時間を余儀なくされている。このことによる相続人の落胆は計り知れないものがあり、SRRVの価値を大いに損なう結果となっている。  これにたいし副長官は、1.発行期間の短縮については、入管とも連携して大幅に短縮する手立てを打っている。2.預託金の相続については、善処したいが詳細を記載したレターを提出して欲しいとの要請があった。当初はPRAを非難するようなレターの発行は躊躇されたが、SRRVの魅力を回復しより多くの退職者をフィリピンに招待するするためには避けることが出来ないと考え、下記のレターを提出した。これによって、近い将来、相続手続きが元に戻ることを期待したい。また、PRAの存在を規定する法律Executive Order 1037のSection9ではSRRV取得のために海外から送金したお金は本国送還を保証するとなっているが、相続人が受け取る場合はどうなのか明確にはきていされていない。 PRA宛のレター:pra-letter(1) 20161229 pra-letter(2)20161229 預託金の本国送還を保証する法律:executive-order-1037-section-9-20170102   昨年、AさんがSRRVの取得が完了した直後、フィリピン人妻の家で急死した。原因は心臓麻痺、その日の朝、Aさんと懇意にしていた、妻のお姉さんから、電話がかかってきた。「夕べ元気にお祝いをしていたのに、今朝起きてみたら死んでいた、どうしたらよいのか」とパニックに陥っていた。私は「まずは、 医者を呼んでください。そうして、何をなすべきか指導してもらってください。そして、葬式と死亡証明を入手したら、私に連絡をしてください。そうしたら、 PRAからの預託金の引出しのお手伝いします。」と返答した。しばらくして、医師から電話があり、検死など、やるべきことは承知しているの連絡があった。 それからしばらくしてフィリピン人妻から連絡があり、葬式などつつがなく終わり、そして、日本大使館への死亡届出も終わったとの事だった。そうなると、いよ […]

DBPに預けたSRRV預託金相続の顛末 2016年12月19日(12月29日追記)


フィリピンでは今、ドテルテ大統領旋風が巻き起こっている。麻薬撲滅のキャンペーンで2000人以上の麻薬密売人が殺され、60万人の麻薬常習者が自首するという前代未聞の状況となっている。これに対して、ロブレド副大統領をはじめとする政治家や国連が超法規的殺人と非難しているが、大統領は国連の脱退を示唆するなど、強気の構えだ。さらにアキノ前大統領が任命した6000人の高級公務員の辞職を勧告し、国家警察幹部でさえも麻薬密売関与で実名をあげて告発、さらに前司法長官、デリマ現上院議員を不倫と麻薬密売関与で槍玉に挙げている。 こんな状況に政敵、麻薬密売関係者、アブサヤフなどの反政府勢力などは、大統領を標的に巻き返しをはかることは容易に想像でき、大統領が命を張って戦っていることに庶民は拍手喝采だ。一方、9月2日にダバオでの爆弾事件が発生するなど、反大統領勢力が動き始め、大統領も就任3ヶ月目の正念場を迎えているといえる。さらにオバマ大統領の超法規殺人の指摘に対して、ドテルテ大統領はこともあろうに天下のアメリカ大統領のオバマ氏を痛烈に批判した。彼の発言の中身には、スペインそしてアメリカの植民時代にまで話が及び、積年の恨みがこめられていた。そして、フィリピンでは最高級の罵倒語である「Putan Ina mo(お前の母さんは売春婦)」という言葉まで発せられた。これに対し、記者団からは小さな拍手が起こったそうだだが、ここまで発言できる政治家は世界でもまれだろう。 さらに公務員に対しても、役所の手続きを早め、庶民に行列をさせるな、と激を飛ばしているそうだが、大統領としては意図しない役所の手続きの滞りが発生している。下記は、最近の役所の対応に苦慮させられている実例だ。そもそも役人は、ミスを犯さず、無難に仕事をこなし、庶民へのサービス向上などは興味の対象外だから(興味の対象は賄賂くらいのもの)、大統領の号令の真意はどこかへ飛んでいって、大統領の矛先が自分に向かないことだけを考えているのだろう(よく言えば、襟を正すということになるのだろうが)。 実例1;退職ビザの発行が遅れている。最近、発行された事例では、実に5週間かかって、まだ目処が立っていない。昨年までは2週間(10営業日)だったものが今年に入って3~4週間(15~20営業日)となり、それも守ることは出来なくなっている。原因はビザ発行を承認する入管のトップが退職ビザに限らず、すべてのビザを一枚一枚、一人で吟味して、多大な時間がかかっている、というのがPRAの説明だ。確かに間違ったことはしていないが、申請者の都合はかやの外、PRA(退職庁)も商売上がったりであきらめの境地だ。 実例2;外国で作成されたすべての書類は、その国の外務省で公印確認を行い、フィリピン大使館で認証しなければ入管では受け付けない。無犯罪証明書にしてもしかりだが、この認証手続きをフィリピンでも行うことが可能で、まず日本大使館で印章確認を行い、その後比外務省(DFA)で認証してもらう。それを代行するためにSPA(委任状)が必要だが、従来は形だけのもので、日本でサインしてもらったものをフィリピンで公証するという、本来は無効なものでも通っていた。 しかし、今般、このSPAを日本でサインしたのであれば、日本の公証役場で公証し、外務省とフィリピン大使館で認証してこいというのだ。この認証作業が面倒だからフィリピンでやろうというのに、SPAの認証をやるくらいなら無犯罪証明書を日本で認証するのと手間はかわらない。さらに、委任者がフィリピンにいる場合はパスポートにおされた入国印のページのコピーを提出せよとのことで、ごまかしが効かない。これは全く正論だが、退職者の便宜を図ろうとする当方の意図を叩き潰すものだ。 実例3;退職ビザの取得に必要な預託金をDBP(Development Bank of tへPhilippines)に預けてある場合、その退職者が亡くなった場合、従来、PRAに必要書類(通常のビザ取消書類の他に①死亡証明、②遺産分割協議書、③相続人であることの証明書類、④相続人の身分証明書等)を提出するだけで預託金を引き出すことが出来た。他の銀行に預けてある場合、①新聞公告、②銀行預金証明、③相続税の支払いと税務署の証明書(CAR)、④相続のボンドの取得が必要で半年~一年の時間を必要とする。 ある亡くなられた退職者の預託金の引き出しが滞っていた。そして今般、税務署からCARを取得して来いとの指示がPRAからあった。要は、PRAが預かっていた預託金とはいえ、退職者が亡くなって、相続人が受け取るのであればそれは相続税の対象になるというのだ。たしかに正論だ。しかし、退職ビザをとるために強制的に預けさせられた預託金に相続税を課すというのはそもそも退職ビザの趣旨に反するのではないかと納得がいかない。かつてPRA時代の私のボスのマルセロGM代理は、決して相続税を課すようなことは許さないと豪語していた。しかし、この要求はDBPからの要求とのことで、さすが政府系の銀行は役所と発想が同じだ。 実例4;コンドミニアムのタイトル(権利書)の名義を移動するためには、①売買契約と代金の支払い後、②税務署へのキャピタルゲインタックスの支払いと証明書(CAR)の取得、②移転登記税の支払い、③タイトルの名義変更、④納税証明書の名義変更、の手続きが必要で、3~4ヶ月の時間がかかる。 この中で移転登記税の支払いは、税金の支払いだけだから契約書とをCARをもって行って、市役所の納税課で所定の税金(契約金額の0.6~0.8%で市によって税率が異なる)を納めるだけだ。従来はその場で計算して支払うことができた。しかし、今回は税額を聞くだけで3回足を運ばされ、さらに税金の支払い証明に10日ほど時間がかかるというのだ。支払いから証明の取得までたったの一回、その場で済むと思うのだが。こんなことでは民間だったら誰にも相手にされないと思うが、ここでも庶民へのサービスという観点は微塵も見ることはできない。 […]

ドテルテ効果の逆効果 2016年9月4日



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退職者の方から下記のメールが来たので紹介します(原文をそのまま掲載します)。ハードルは決して低くはないようですが、パソコンを使い慣れている方なら大丈夫と思います。最大の難関は日本人Nativeであることですが、これは皆さんパスしています。ちなみに勤務先のオルティガスはマカティの北東 5kmくらいのエドサ通り沿いで、SMメガモールのある副都心といった高層ビル街です。 志賀様、 ご無沙汰しております。 オーティガスのBPOに就職してから早半年、おかげさまで無事試行期間を終え、晴れて正社員になります。 若くて愉快な仲間達と楽しく充実した仕事を満喫しています。 チームには日本語の話せるフィリピン人もいますが、日本人は私だけなので、マネージャーが日本人をもう一人雇いたいとのこと。 志賀さんなら、マニラ在住の日本人退職者をご存じかと思い、ご連絡させていただいた次第です。 悠々自適の隠居生活に退屈してきて仕事を探しているというような方はいらっしゃらないでしょうか? 募集条件は 1)敬語を含め、フォーマルな日本語会話ができること。失礼のないビジネスメールが書けること。 2)中学校程度の日常英会話と簡単な英作文ができること。 3)パソコンが使いこなせること。ブラインドタッチでワードやエクセル、アウトルックが使えること。 4)オーティガスのロックウェルビジネスセンターに通勤できて、長期間(数年間)継続できる方。 チームの仕事内容は、就職内定者の経歴調査で、学校や企業等に電話やメールで確認依頼するものです。 調査そのものは日本語で行い、先方の対応も礼儀正しいのでストレスは感じません。 […]

日本人就業者募集 2016年8月17日


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退職者の方から興奮気味に連絡があった。「格安の車が見つかった(相場80万ペソに対して25万ペソ)。これを転売すればかなりの儲けになる。ついては契約に立ち会ってほしい。持ち主が海外に移住するので緊急に現金化したいのだそうだ」。早速、相棒のジェーンとカーネルに相談したら、「それは盗品に違いない。そんなものを手に入れてしまったら、売却するときに警察沙汰になって犯人の一味として刑務所に入れられてしまうかもしれない。まさにカーナッピングの片棒を担ぐようなものだから、絶対に手をだしてはならない」と一蹴されてしまった。 主題と同型の車、ただしこれは我が家のモンテーロの新車のとき(2010年)のもので、昨年、5年落ちを80万ペソで売却してFJクルーザーに買い換えた 早速その話を件の退職者に伝えたら、車の引渡しの当日にはなっていたが、はっと我に返った退職者は、断りのメールを入れて難を逃れた。しかし、パスポートのコピーやIDカード、それに住所も送ってあるので、なにか報復があるのではないかと、パニックに陥ってしまった。その後、詳細に話を聞くと、盗品どころか、お金だけを巻き上げるだけで車など姿かたちもない、といった新たのふりこめ詐欺であることは明白だった。手口は以下の通りだ。 1.OLX(https://www.olx.ph/)という中古品の個人売買のサイトがあって、そこにお目当ての物品(三菱モンテール2009年式、25万ペソ)を見つけて仲介人にコンタクトを取った。 2.仲介人からは詳細な引渡しの条件、お金の支払い方法、契約書、販売者のパスポートコピーなどが送られてきて間違いのない取引と信用できそうだった。 3.引渡し条件は、売却額25万ペソのうち、24万ペソをMoney Gramで仲介者宛に送金する。車をチェックして、満足したら、残りの1万ペソの現金とMoney GramからのReference Numberを販売者に渡す。そのReference Numberがないと販売者はMoney Gramからお金を受け取れない仕組みになっているようだ。Money Gramに事前に送金することにより、買い手(退職者)は間違いなくお金を払う意図があると確認するためのものであり、決して現金取引をしないようにと仲介者は忠告している。 4.この取引を信用した退職者は、果たして車が引き渡されるか、さらに車が引き渡されないとしたら、支払ったお金、24万ペソは果たして回収できるのか、疑問を挟むことはなかった。 果たして、実際に車が引き渡されるのかどうかは、取引を中断してしまったので、確認はしていないが、見ず知らずの人間に送金してしまった暁に車がこないということになったらという最悪のパターンを前提としてものを考えると、こんな危険な取引はありえない。しかも、仲介人の住所がフランスであることから、追跡の手立ても無い。さらに、もし仮に車が引き渡されたとしても、それが盗品でないという保障もない。 疑いの目を持ってサイトを眺めてみると、OLXには怪しげなものが多い。なんだかんだの理由をつけて、まず、前金を振り込めとかいうもので新手の振り込め詐欺といえそうだ。サイトの運営者においては、この手の詐欺をサイトに載せないようふるいにかけてほしいものだ。そうでないとサイトそのものが詐欺集団のサイトになってしまい、多くの人が餌食となってサイトの信用が失墜してしまうだろう。 一方、カーナッピングが横行しているフィリピンでは、この手のシンジケートが暗躍しているので、車などの高額品の取引は、絶対に信用のできる販売者から購入すべきである。ちなみにこの退職者はアメリカ製の中古車を中古ディーラーから最近購入したが、一週間で動かなくなってしまい、踏んだり蹴ったりと嘆いている。  

ある退職者の災難(8)振り込め詐欺にご注意 2016年4月29日



2015年5月の改定で、外国人に許されていなかった、エンジニアリング、医療、会計、建築家、教育、農業などの分野がネガティブリストからはずされた。したがって、一般的職業としては弁護士のみが、外国人の参入が許されない職業となる。ただし、これらの緩和策は、該当する外国人の本国においてもフィリピン人に対して同等の職業に従事することが許容されている場合に限る。なお、レストランなどの小売業は相変わらず外国人を締め出している。また、土地の所有についても現状維持で、外国人の個人は所有できないが、外国人が40%の株式を保有する株式会社は土地の保有が認めれている。 EO 184 &10th reg foreign negative list このことにより、今後、多くの外国人の専門家がフィリピンで活躍することになると思う。今まで、フィリピンの豊富で安価な労働力を求めて多くの企業が輸出向け生産基地として進出するというのがパターンだった。これからはフィリピンを市場としてエンジニアリング、医療、会計、教育分野等に進出する機会が多くなる土壌が整った。ただし、これらはサービス業は国内向け企業(Domestic Market Enterprises)に分類され、資本金が20万ドル以下の場合は、外国資本は40%に限定され、20万ドルを超える場合は、100%外国資本が許される。このため、日本で会計事務所、税理事務所、あるいは弁護士事務所を運営しているかたがたから、フィリピン進出を計画する会社の進出支援をしたいという問い合わせが多くなっている。 フィリピンでは、外国人/外国法人による会社株式保有の比率の上限を定め(Executive Order No. 584)、外国人のビジネス参入あるいは就労を制限している。これに違反した会社はSEC(Security […]

ネガティブリスト(外国人株式保有比率の制限)2016年4月2日改定 2014年9月24日  


10月1日、今年も4半期目を迎え、半年ぶりに息子が戻ってきた。生活の基盤はフィリピンにおいて、収入の糧は夏場の日本という生活を目論んでいる。そして冬の間は、フィリピンの農場で過ごそうという渡り鳥生活だ。セブパシフィックでやってきたが、なんとプロモで往復9000円という激安チケットを使っている。 ターミナル3はマカティから15分ほどで到着するので、3時45分の到着に対して、3時半にKIANとビアンカをともなって家を出た。クヤ・ケイシ(恵之兄貴)を迎えに行くと言うと、KIANは大喜びで車に飛び乗った。途中、いきなり豪雨で、視界が悪くなり、この調子だと、飛行機が着陸できず、便が大幅に遅れるものと危惧された。 ターミナル3に到着すると、唯一の出迎え客の入り口は、長蛇の列だ。いつもは、がらがらの入り口が、何故こんなに混んでいるのか見当がつかない。ガードに食い下がると、ターミナルの奥が駐車場になっていて、そこにも入り口があるという奥の手を教えてくれた。確かに立派な駐車場ビルがあって、そこで車を降りてエレベーターでLA(1階)に行くと、入り口には出迎え客や到着客は誰もいなかった。まさに奥の手だ。 ここのところ、毎晩、激しい雨が降り、家に戻れないリスクがあり、夕食に出かけることがはばかれる。この日は、午後に強い雨が降った(左)。空港ビルにはまるで蜘蛛のような得体の知れない機械がおいてあった(右)。 飛行機は、すでに着陸していたが、それから約30分、普段、待つことが苦手なKIANもおとなしく、クヤ・ケイシが現れるのをガラス越しに待った。        ビアンカと一緒にしおらしく待ち続けるKIAN(左)と私を見上げるKIAN(右) この間、私は、最近とみに充実しつつあるターミナル3の中を視察した。従来、2行程度だった銀行が5行以上並んでおり、交換レートもそこそこだった、これからは、街の両替屋にいくまでもなくここで必要なペソ(ホテル代やビザの申請料)を両替するのもよいと思われた。 ちなみに、下の掲示板にはドルは46.71ペソで同じ、マニラ新聞に載っている街の両替レート(マニラで一番良いレート)が46.75ペソだから、その差、たったの0.04ペソ、100ドル変えても4ペソの差だ。一方、円は1万円=3800~3870ペソ、両替屋のレートは3885ペソだから、やはり、1万円につきたったの15ペソの差だ。さらにここでは、ドルや円も買うことができるようで、ペソが大量に余ったときに交換するのにも良い(ちなみに1万ペソ以上の現金を持ち出すことは禁止され、見つかると没収される恐れがある)。ちなみに円でドルを買うためには、いったん、円をペソに買えて、再度ペソをドルに換えるという二重の交換手数料を支払う必要がある。           よほど両替が良い稼ぎになるのか、大手銀行が軒を並べてしのぎを削っていた。ほとんどが1ドル=46.71と、同じレートだ。 ガラス越しにクヤ・ケイシを見つけると、なんとKIANが踊り始めた。まさに小躍りして喜ぶというやつで、出口まで20mくらい、踊りながら走ってクヤ・ケイシに飛びついて行った。車に乗った後も、KIANの喜びようは尋常でなく、You are NO. […]

半年ぶりの息子の帰還 2014年10月3日



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8月24日、家族法の改正案が下院を通過した。これは外国人配偶者と離婚したフィリピン人の再婚を容易にするもので、これで消滅している婚姻に縛られて再婚ができない幾多のフィリピーナが救われることになるだろう。従来、仮に日本での離婚が成立していても、フィリピンでさらに裁判所の裁定がない限り、フィリピンでは既婚者と記録されており再婚ができなかった。ジャパユキさんの試練 2010年7月7日 それが、日本の裁判所が発効した離婚証明書をフィリピン大使館で認証し、それを提出すれば、再婚可能となるのだそうだ。詳細な手順は不明だが、フィリピンでの裁判は、15万ペソ程度のお金と半年の時間がかかるので、離婚して帰国したジャパ行きさんが手続きを行うことはまれだった。特に、偽装結婚で日本にわたり、その後、離婚手続きをして帰国したジャパ行きさんは、一生涯、結婚ができないとうとんでもない高い代償を支払わなければならなかった。彼女らは日本からは離婚を証明する戸籍謄本などを渡されて帰国するのだが、フィリピンで離婚を成立させるためのハードルが高すぎるのだ。 市長室で行われた結婚式。市長さんの署名で、婚姻証書が成立する そもそも、フィリピンには離婚という制度がない。これは世界中に二ヶ国しかないという時代錯誤の法律といわれているが、これにより、数多くのカップルが正式な配偶者とは別れた後、新しい配偶者とは事実婚で夫婦生活をしている。確かに、相続とかややこしい問題さえなければ、事実婚でも子育てや夫婦生活には支障はないだろう。 ただし、離婚に代わるものとしてアナルメントという制度がある。これは、この結婚が、そもそも存在していないと裁判所に訴えて裁判所の裁定で結婚を取り消すことができるのだ。しかし、それには数百万ペソの費用と数年の歳月が必要なので、財産のあるお金持ちの特権となっている。 教会で厳かに執り行われたジェーンの結婚式。ここでは牧師の承認で結婚が成立する 日本人がフィリピーナと仲良くなって、いざ結婚となると、何故かフィリピーナが躊躇することがある。その場合、ほとんどが、件のフィリピーナは過去の婚姻歴のために結婚資格がないのだ。特に日本帰りの場合は、ほとんどがそうともいえる。この結婚資格/独身証明はシノマ(Certificate of No Marriage)と呼ばれ、NSO(National Statistic Office)にて発効される。結婚をほのめかす彼女にシノマはあるかと聞いたら、敵はびっくりしてひっくり返るだろう。 日本人の場合は、戸籍謄本に出生から、婚姻/離婚、子供、死亡まで、すべて記載されているが、戸籍制度のないフィリピンの場合は、出生証明、婚姻証明、独身証明、死亡証明など、それぞれが独立の書類となっており、個人の履歴が把握しにくい。たとえば、結婚しようとしているフィアンセに子供がいるのかどうか、調べようがないのだ。ただし、どういうわけかその辺についてフィリピーナ決して嘘をつかず、堂々と子供がいると宣言する(聞きもしないのに)。 ジェーン夫妻は教会での式に4ヶ月ほど先立って、裁判所でも結婚式を行った。届出に使った結婚証明は教会のものか裁判所のものか定かではない […]

家族法の改正で外国人との離婚手続きが容易に 2015年8月31日


最近、ビジネスチャンスをうかがってフィリピンに滞在される若い方が増えてきた。不動産取引、英会話学校、コールセンター、日本語学校、人材派遣など、日本の会社あるいは個人との取引を仲介したり、サービスを提供する業種だ。ビジネスに当たって、会社を設立したり、個人的に活動したり、その形態は様々だ。 フィリピンでは、外国人の活動が制限され、ほとんどのビジネスでは、会社の60%の株式(マジョリティ)がフィリピン人に保有されていなければならない(土地の保有もこのようなフィリピンマジョリティの会社に限られる)。ちなみに小売業/レストランの場合は100%がフィリピン資本でなければならず、したがってすべからくフィリピン人の名前を借りて営業をしなければならない。当然のことながら、両者も代表者(社長)等は、フィリピン人となり、このことが多くのトラブルを生む原因になっている。 そうなると、日本人は、会社の代表として、あるいは、小売営業などでは経営者として表に出ることができない。会社組織の場合は、少なくとも役員として経営者の一角と占めることはできるが、小売業では、被雇用者として参画するのがせいぜいだ。そんな法的制限により、日本人が、裏でビジネスを切り盛りするという違法まがいの状況が発生してしまう。 また、一方、会社あるいは個人として政府に登録しないとビジネス行為を行うこと禁止されているので、不動産仲介などにおいて、個人的な活動でに利潤を得ることはできない(フィリピン人の間では、かなり一般的に行われているようではあるが)。ただし、個人の所有するコンドミニアムなどを賃貸する場合は、特に登録しなくても大目に見られているようだ。ただし、最悪、賃貸料にVAT(付加価値税)を課せられる可能性はある。 フィリピンで仕事をする場合、6ヶ月以内であれば、入管からSpecail Work Permit(SWP、特別労働許可証)を取って就労することができる(3ヶ月有効、一回に限り延長可能)。それを超える場合は、労働雇用省(DOLE)からAEP(Alien Employment Permit 外国人就労許可証)を取得する必要がある。さらに、AEPを取得して9gビザの申請中はProvational Work Permit(PWP 暫定就労許可証)が発行されるが、3ヶ月有効で延長は不可)。これは、フィリピンの会社に雇用される場合であるが、会社の経営に参画する場合も原則同じことだ。 これらは、フィリピンに滞在するためのビザ(査証)とは別物で、SWPの場合は、9a(入国ビザ/ツーリストビザ)でOKだが、AEPを取得して長期に就労する場合は、9g(Pre-Arranged Employee Visa 就労ビザ)などの長期ビザの取得が前提だ。ただし、この場合のAEP-9gは、フィリピン人では代替できない高度な技術、日本人でなければできない仕事(日本語の教師、和食の板前など)に限られ、誰でも取得できるわけではない。要は、フィリピン人の仕事を奪うような単純労働者の受け入れを防ごうという狙いだ。 […]

不法就労の落とし穴 2014年7月19日



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バイアグラ(成分名:シルデナフィル)のジェネリックが発売され、世の熟年男性に福音となったことは、以前、報告した。バイアグラと同様の薬効を持っているシアリスに関して貴重な情報を得た。それは、シアリスの主成分は、タダラフィルであり、これは、血管壁の弾力性を回復し血管を若返らせるアンチエイジングの特効薬/秘薬であるというのだ。 糖尿病による主要な問題は血流の障害で、糖を過剰に含んだ血液が血管を傷つけ、さらに血液がよどんでいるために体中に血液を循環させることができず、脳溢血、心筋梗塞、壊疽、視覚障害、認知症、前立腺肥大症、などなど、感染によらない疾患、すなわち成人病(生活習慣病)を呼び起こすというものだ。もちろん、食生活の注意は必須であろうが、シアリスを若干(5mgを一錠)、毎日服用することにより、全身の血管がよみがえるという。このことは、全身に十分な栄養、酸素、そして免疫細胞などを送り込むことができて、肉体を正常に機能させることができるということだ。 まさに血の巡りがよくなるということで、不治の病の糖尿病ばかりか、サイレントキラーといわれる高血圧、そしてほとんどすべての成人病(生活習慣病)を克服できるというすぐれものだ。その副作用が、男性であれば、ちょっとした刺激で容易に勃起してしまうという、まさに青春がよみがえるというものだ。こんな副作用は大歓迎だが、一説によると、セックスを頻繁に行う熟年夫婦は、若々しくて肌の色艶もよく、健康長寿を楽しんでいるという。前立腺肥大、癌に罹病する確率もセックスを頻繁に行う熟年男性はそうでない男性に比べて低いという。まさにセックスはアンチエイジングの秘訣だそうだ。秘薬で秘訣、なんとも頼もしい限りだ。 問題は、コストだ。従来のように一錠、1400円もするのでは、とても毎日、服用するのも難しい。しかし、フィリピンではシアリスのジェネリックが販売されているそうなのだ。20mg一錠入が、約800ペソ、5mgなら、約220ペソで済む。これなら十分まかなえる。そこで、ジェネリックの薬屋を数件回ったが、どこも品切れで手に入れることができない。さらにマーキュリードラッグストアに行ったら、同じ値段で、シアリスを売っていた。しかし、こちらは、処方箋がないと売れないと硬いことを言っている。 まさに健康に対する投資だが、近い将来、ややこしい病気にかかって薬漬けの生活が待っていることを考えると、大いなる投資効果が見込めるといえる。ただし、シアリスを飲んだからといって、暴飲暴食に明け暮れたので元も子もない。糖尿病の経験で培った食生活の知恵を今後も生かし続けることは言うまでもない。 人生、死ぬまで健康でいたいというのは誰しもの願いだ。感染症はいろいろな薬が開発されて治る時代になったが、薬ではどうしようもない成人病(生活習慣病)が血のめぐりを良くするシアリスで克服できるというのは、福音以外の何ものでもない。 下の写真はバイアグラ(成分名:シルデナフィル)のジェネリック、これはいくらでも手に入る

シアリスはアンチ・エイジングの特効薬2015年5月26日


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ある退職者の方が、自宅のリース契約に関して相談に来た。非常に信頼して、娘とまで称して、長年面倒を見てきたフィリピン人の名義で土地を買い家を建設したが、最近、ほとんど顔も見せず、疎遠になっている。このままでは、退職者が亡くなったら、日本人の奥さんは、家から放り出されてしまうのではないかと心配だと。ちなみに契約者は退職者だけで、契約書に奥さんの名前は全く現れていない。 それでは、「退職者の目の黒いうちに契約書を作り直して、将来、何が起きても奥さんも安心していられるようにしましょう」ということで、新しい契約のドラフトを作成した。それを件のフィリピン人に見せたときから、戦いが始まった。その後、彼女は結婚しており、旦那は、退職者が死ねば、あの豪邸が手に入ると目論んでいたに違いない。それが、退職者が死んだら、「リース契約は妻および子供などの相続人に引き継がれる」という契約書の文言に目論見が外れて、元も子も無くなってしまうとびっくりしたに違いない。 その後、信頼していた娘からは、脅迫まがいの言葉を浴びせられるやら不安の日々が続いた。おまけに、住宅の一部が彼女の母親の土地にかかっているから住宅の一部を取り壊せだの、さらには弟を使って国外退去の訴えを入管に起こすなど(この訴えは幸い却下された)、嫌がらせは止まらなかった。これら一連の動きは、旦那の差し金であろうということは一目瞭然だが、退職者としてはあれほどまでに可愛がってきたのにと、裏切られたという思いで一杯だった。 売られた喧嘩は買うしかない。そのため、バランガイに脅迫と詐欺の訴えを起こしたが、相手は全く顔を見せない。こうなったら、裁判に訴えるしかないので、脅迫と詐欺の刑事告訴を行い、送検されるのを待っている。しかし起訴できたらできたで、裁判という長い戦いが待っており、行く先は容易ではない。 信頼関係がある間は、仮に契約書などなくとも土地と家の名義を借りて、そこに住むということは、全く問題ない。そして、人生を全うしたら、それを、お礼としてくれてやるということは誰しも考えることだ。しかし、長期にわたると、今回の事例のように第3者が介入して人間関係が壊れるてしまうことは容易におこりうる。特に、彼女などという関係は、ほとんど間違いなく破局がおとずれるだろう。あるいは、たとえ人間関係が壊れなかったとしても、名義人が不慮の死を遂げて、見知らぬ人間に相続されてしまうかも知れない。そうなると何の恩義もない相続人は、欲の皮を突っ張らせて、退職者の追い出しにかかるだろう。 これが、正式に結婚している配偶者であれば、その所有権、離婚後の財産の処理あるいは相続などが法律で定めれており、争いの余地は少ない。しかし、それが、他人である場合、ややこしいことになる。特に、彼女名義となった場合、相手も公然と別離の代償を求めるであろう。名義借りといっても法律上、相手の所有物になっているのだから、丸ごと持っていかれるのは火を見るより明らかだ。たとえ、はじめから仕組まれたものでも、あるいは、相手に落ち度があろうが、金を出したものの権利を守るには、文書化された契約書だけが争いの武器となる。それがないと、今回の事例のように長期の裁判という、残りの人生をかけた大仕事になってしまうのだ。 以前にも紹介したが、その文書とは下記のようなものだ。名義を借りて家を建てる段は、関係は蜜月で、相手も、家をとってやろうなどという目論みは無いから、二つ返事でサインをするだろう。もし、このときサインを拒んだら、下心ありあり なのだから、別の名義人を探せばよいだけのことだ。これだけの書類にサインをしたら、名義人も我が物にしようなどという気は起こさないし、所有意識も生まれてこない。踏み絵のようなものだと思っても良い。なけなしの虎の子をはたくのだから、この程度のことを面倒くさいなどと、決してほったらかしにしてはいけない。 1. ローン契約;家と土地の購入資金の提供には、賃借契約を結んでおく。担保は購入する住宅をあてる 2. リース契約;25年+25年の長期リース契約を結び使用権を確保する。一方、賃料とローン返済を相殺する 3. オプション契約;住宅の売却、登記移転、売却金の受け取りなどの権利を確保して、実質的に保有しているという状況に近い権利を確保する 4. […]

ある退職者の災難(その6、土地の名義借りのリスク)2015年4月19日