Daily Archives: January 15, 2012


 12月23日早朝、ちょっと早いクリスマス・年末・年始の休暇をとって、皆でビコールの農場に向かった。8ヶ月ぶりに空港に降り立ったKIANは間近に見る飛行機に興味深々、得意の指差しをする。  従来はPALとCebu Pacificだけだったが、最近はAir PhilipineやZest Airなどの国内便も就航し、選択肢が広がっている。いつも活発なKIANは広々とした飛行場にごきげんだ。 シートベルト着用のサインが消えると同時にママ・ジェーンの許しを得て、機内を歩き回るKIAN。周囲に愛想をふりまいて、誰彼となくアピアー(手の平をあわせるサイン)をして周囲の関心を引いている。       スチュワデスにも遠慮がない。私の隣の二人のお嬢さんは可愛い可愛いの連発で、ちょっと抱かしてあげたら、大騒ぎをして喜んでカメラをパチリ パチリ。フィリピーノの子供好きは格別だ。  レガスピ空港に到着すると絶景のマヨンがそびえていた。件のお嬢さんはマヨンをそっちのけにしてKIANの写真を撮るのに夢中だった。 8ヶ月前、1歳の時にやってきた時のことを果たして憶えているのだろうか。神妙な顔つきで必死に記憶の糸をたどっているように見える。  我々はセブパシフィックで到着したのだが、すぐ後にZest Airの飛行機が到着した。最近は2機が同時に空港に駐機している。午後もセブパシフィックとPALが同時に来る。レガスピ空港も忙しくなったものだ。ちなみに空港に到着したらリニョン・ヒルという展望台に上ってみることだ。そこから乗ってきた飛行機が飛び立つところを上から見ることができる。 農場に着くと、早速、忠犬アイスの出迎えだ。アイスについては互いにしっかりと憶えていたようだ。

KIANのビコール行き 2012年1月15日


 クリスマスは敬虔なフィリピーノにとっては1年で一番大事なイベントだ。地方では大都市に出稼ぎに行っている人々が皆、家族の待つ田舎へ帰る。タバコも例外ではない、街は、いつもの倍の人々であふれる。  タバコの中心、シティホールの前の広場は電飾で飾られ、久しぶりの再開を喜ぶ人々で夜中までにぎわう。  シティホールの前にしつらえられた特設舞台では歌自慢の子供達が、自慢のクリスマスソングで人々を迎える。 そして正月を迎えるために花火と爆竹は欠かせない。この日のために10軒ほどの花火やが軒を連ねていたが、もう今年も残り少ないというのに、たくさんの花火が並んでいる。売れ残ったらどうするのだろう。年をあけて来年になったら買う人もいないから、年内に売りつくしてしまおうと必死だ。しかし、買う人はほとんど見かけない。毎年多くの人が花火で怪我をしたり、命まで落としてしまう人がいるという。

クリスマス・イン・タバコ 2012年1月15日