Daily Archives: May 9, 2011


ホリーウイークの休みを利用してタバコの農場で約一週間過ごした。普段は近場のカグラライ島沖の小島ピナミントガンに船で行くぐらいがせいぜいだが、今 回は息子も遊びに来ているということで、かねてから一度は行って見たいと思っていた秘境カラモアンに一泊の冒険旅行にでかけた。ここは知られざる未知のボ ラカイなどと称され、まさに絶景の秘境だとの聞いていたのだ。しかし、タバコ市の地元の人に聞くとかなり厄介で、ガイドなしではたどり着けないといってい た。ところが、最近フレンドシップ・ツアーの岩崎さんの旅行記を読んで、なんだ我々でも行けるではないかと、気を強くしていたのだ。  カ ラモアンはルソン島の尻尾にあるマヨン火山(タバコ市)から北方、直線距離で50kmくらい、半島の先端にある。本土からはまともな道路がないので船で行 かなければならないが、船はサバンという港から出ている。サバンまではナガ市あるいはタバコ市からは車で2時間半くらいの道のりで、サバン港からギハロ港 までは2時間の船旅だ。ギハロ港から半島の反対側のカラモアン・リゾートまではさらに30分くらいトライシクルに乗る。朝8時にタバコ市を出発したのだ が、リゾートに到着したのは午後の3時近かくになってしまった。 タバコ市からは地熱発電で有名なティウイ(Tiwi)を過ぎたあたりから、海岸沿いにジグザグ道路を延々と走る。途中ゴルダ・ポイントという展望台ですば らしい景色が臨むことができた。この辺はフィリピンではちょっとめずらしいハンギング・ロードと呼ばれる、海に臨む急斜面を削ってできている道路で、三陸 のリアス式海岸を行くようだ。途中、ホリーウイークを利用して帰郷した人たちが、学校の同窓会の集まりで延々と列を成し、トラックやバイクでツーリングを 楽しんでいた。車とバイクの数は100台近いのではないかと思われた。  サバン港に到着すると30人乗り位の船が何艘か泊っている。周辺はまるでこじき部落のようだ。その辺に人に聞くと、船は10時に出てしまって、次の船は 3時だと言う。ここで4時間も待たねばならないかとがっくり来る。さらに船賃を聞くと二人で2500ペソだと言う。そんな馬鹿な話はあるかと食ってかかる […]

秘境カラモアン探訪 2011年5月9日