Monthly Archives: February 2008


フィリピンではマネーチェンジャー(両替商)が 公認されている。これは銀行による両替が口座を持っている必要があるので、ブラックマーケットと呼ばれる闇市場で通貨の交換が行われており、それが公認 されている。マニラ首都圏、特に海外からの観光客が集まる下町のエルミタ等ではやたらマネーチェンジャーの看板が目立つ。商品がないわけだか ら、運搬や在庫、陳列などのややこしいことがなく、多少の利ざやでもいい稼ぎになるのだろう。場所も畳み一畳もあればできるので、雨後のたけのこのよう に開店したようだ。 通 常ドルや円の外国通貨をフィリピン通貨ペソに交換するわけだが、たまにはその逆をやってくれるところもある。海外旅行などでドルが必要なとき、あるいはペソがあまったときにに利用 される。フィリピンではペソを外国通貨に交換する場合は、正当な理由が必要で、輸入した商品の決済、外国か らの投資に対する配当の支払い、旅行費用等々に限定される。基本的にフィリピンの蓄財を海外へ持ち出すことはできないので、このようなブラックマーケットが必要なのだ。ペソをドルに換える両替商は少ないが、マカティスクエアは小さいながら融通の利く店があってトラベラーズチェックさえも扱っている。まとまったドルや円が必要なときも使える。 レートが良いので評判のSanry’s両替商、マカティに数店営業している マネーチェンジャーには組合ないし胴元があって、ほとんどすべてのマネーチェンジャーが集めたドルや円を買い上げている。マネーチェンジャーはこの組合の交換比率と客への交換比率の相違で利益を上げるわけだ。この比率の差はせいぜい1~2%だが、店の営業方針によって異なり、それが交換比率のいいところと悪いところの違いになる。しかし、元が一緒だから、そんなに大きな差にはならない。しかし、交換比率のよいことで有名なエルミタのある店や、ランドマークの店では独自の交換ルートを持っているそうで、一般の店では提供できない交換 比率を提供しているそうだ。 交換レートの良いことで評判のエドセン、マビニ通りにある エドセンの隣のチボリもレートが良い エ […]

豆辞典 マネーチェンジャーの賢い利用法