Daily Archives: September 12, 2007


マニラ国際空港を当地では、英雄ニノイ・アキノ(彼の暗殺はマルコス政権崩壊のきっかけとなり、その後、彼の妻が大統領となった)の名を取ってNinoy Akino International Airport (NAIA)、ナイアと呼ぶ。NAIAはマニラの南のパサイ市、マカティから5~6kmの至近距離にあるが、渋滞すると1時間程度かかってしまう。マカティからサウス・スーパーハイウエイをちょっと南に下るとNAIAの滑走路の東端と直角に交わるのだが、時たま頭上を滑空する飛行機にびっくりすることがある。昔の羽田のようにマニラの空には世界各国の飛行機が飛び交っている。 本文とは特に関連ないが翼は空の旅の象徴だ 空港は現在、ターミナル1、ターミナル2、そして国内便(ドメスティック)ターミナルが営業中だ。最新鋭のターミナル3も日本の大手建設会社によりほぼ完成しているのだが、その安全性に疑問が投げかけられており、この時点では開業の目処が立っていない。ターミナル1には日本航空をはじめ、すべての外国の航空会社の便が発着しており、最近開業したターミナル2はフィリピン航空(PAL)専用で、向かって右(南)が国内便、左(北)が国際便だ。 開業が待ち遠しいターミナル3  ターミナル1は1970年 初頭の開業で、大変老朽化しているが、いかにもフィリピンらしさをかもし出している。このターミナルの問題は、始めてきた人は絶対に出迎えの人に出会 えないということだ。入管と税関手続きを済ませて、ターミナルビルを出るとホテルリムジンの出迎え車が入ってきているので、到着客はそこで待ってしまう。しかし、出向かえる側は、特別許可をもらわない限り、そこに入ることができない。到着客は、そこからさらに道路を渡って、左右の長い坂を下っ て再び道路に出なければならない。そこで初めて出迎えの人が道路の反対側で待っているのだ。出迎えの人は、目当ての到着客を見つけると、はじめて待ち 合わせ場所に入ることが許され、道路を渡って、めでたく握手というわけだ。そこで、駐車場に案内するか、空港タクシーを頼んで街へ向かうことになる。そんなわけで、ターミナル1で出迎えてくれと頼まれるとぞっとする。 出国風景 ターミナル1、出発ロビーの入り口 […]

雑記帳 マニラ国際空港(NAIA)はフィリピンの玄関


    フィリピンーナは年の差を気にしないので、熟年独身男性にとっては、フィリピンで若い女性とめぐり合って結婚するチャンスが大いにある。二まわり、三 まわりも年の離れたカップルなども珍しくない。もちろん頭のはげた我々を愛してくれるのには、それなりの打算はあるだろう。フィリピーナにとっ て、金と愛はセットだといわれるが、愛の前提として金があるのは、いたし方のないことだろう。それでも本気で愛してくれて結婚してくれるのだからありが たいものだ。しかもフィリピンには離婚という制度はないから、生涯にたった一人の男として結婚を決意してくれるのだ。 こんなカップルも珍しくない  しかしながら、フィリピンの結婚生活は日本とは大分様相を異にするので、その辺を十分に認識しておかないと、あとで後悔すること必須だ。その違いは色々あるだろうが下記の3点に要約することができる。 フィリピーナはかかあ殿下である フィリピン人の家庭は妻中心に動いており、すべての決定権は妻にある。女の子を口説いても、すぐにお母さんに怒られるとか、お母さんの許可が必要と か、決してお父さんの名前は出てこない。家で食事を作るのは亭主、けんかして相手を張ったおすのは亭主ではなくて女房だ。だから、人前で女房を怒鳴ったりした ら、とんでもないことになる。 すべての財産は夫婦共有となる 婚姻後取得した財産はすべて夫婦共有名義となる。たとえ金は旦那が出しても関係ない。取得した財産が婚姻前だとしても、それを証明することは容 易でないので、すべての財産は共有と思ったほうがよい。離婚に至った場合は、どっちに原因があろうが、半分は確実に持っていかれるということだ。だからフィリピンでの生活に必要のない財産は日本において置くことだ。 3. 妻の親族の面倒を見ることは必須である […]

豆辞典 フィリピン人と結婚する



こ とマニラないしマニラ近郊に住んでいる限り、日本食材の入手には事欠かない。マカティを中心に多くの日本食材店がある。また、醤油などの基本的食材 は普通のスーパーで日本食材店よりも安く売っている。野菜等の生鮮食品を輸入しておいているところもある。特に山芋、レンコン、等、当地では手に入 りにくい野菜を置いている。米はフィリピン、中国、アメリカ等でとれた日本米を普通のフィリピン米の2~3倍の値段で売っている。しかし味は今一のようで、高級なフィリピン米のほうがおいしいという人もいる。 味噌、醤油などの調味料、納豆、豆腐、乾燥わかめ、カップヌードル、お茶、等々の定番食材はどこでもおいてある。ウーロン茶や缶コーヒーまであるが、値段は運搬費の分だけ高めで、ざっと計算して、日本の円での値段をペソに置き換えたくらいかなといった感じだ。すなわち、2倍程度するという勘 定だ。 日本食材店の老舗「はっちん」はセイクレッドハート教会の近くにある    あるとき、フィリピン人が和食レストランで食べたコーヒーゼリーがおいしかったというので、日本でグリコ・コーヒーゼリーの素を買ってきてあげると約束した。若いときに良く作って食べた経験があるので、今でもスーパーに行けばあると思い込んでいた。ところが日本のスーパーでいくら探してもない。思えばその若いころから40年近く経過しているのだから、そんなクラッシックな食品がいまどきあろうはずもない。ところが、数年後、フィリピンの日本食材店“はっちん”でそれを見つけたのだ。早速、大量に買い込んでかのフィリピン人にプレゼントしたのは言うまでもない。 「はっちん」に豊富に並ぶ日本野菜と飲み物   私の農場(タバコ市)に泊まりに来られた退職者が、いつも朝はプレイン・ヨーグルトに新鮮な果物を刻んでいれて食べているので、朝食は是非それを出してほしいと依頼さ れた。それで私のアシスタントとメイドにプレイン・ヨーグルトを買ってくるように言いつけたのだが、どうしても見つからないというのだ。隣町のレガ スピ市に行ってもない。それ以来、プレイン・ヨーグルトが気になって、マニラでもスーパーに行くたびにプレイン・ヨーグルトを探すようになった。そ うすると、実にそれがないのだ。日本のスーパーに行けば色々な種類のプレイン・ヨーグルトを150円 […]

豆辞典 日本食材の入手方法