会社運営ー取締役、オフィサー


役員は、通常株主と同じにする。もちろん大会社では別だが。役員は最低一株の株式を持っていなければならない。役員は実質的に会社運営に必要な事項を決定する権限を持っているから、慎重に人選する必要がある。会社の事業内容にもよるが、社会的に名声のある人を選ぶ事が大切で、会社の信用にも関わってくる。最低5名の役員が必要で、通常、その内3名以上をフィリピーノとする必要がある。飲食店等では取締役全員がフィリピーノでなければならない。

オフィサーは最低、社長(President)、書記役(Corporate Secretary)、監査役(Treasurer)を任命しなければならない。また原則としてこれらオフィサーは、フィリピーノ会社においてはフィリピーノでなければならない。ただしDOLE(労働局)に申請して承認されれば、外国人でもこれらオフィサーになれるとの情報もある(ただしフィリピンに居住している事)。しかしながら、書記役だけはフィリピーノでなければならない。人材派遣会社等では外国人はオフィサーになれない。

書記役は株主総会、役員会、SEC関連の書類の記録や発行をする係り。監査役はお金の管理と税務申告等を取り扱う。どちらも会社を運営していくには必須な役割で社長の両腕といえる。弁護士やCPAに依頼するのも手だ。

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