フィリピンのケーキ事情 2011年2月16日


 フィリピンのケーキ屋さんといえば、Goldilocks(ゴールディラックス)かRed Ribbon(レッド・リボン)が有名で、街のいたるところに出店している。特に誕生日パーティといえば750ペソで20~30人がたっぷり食べられる四角い巨大なケーキが買えるゴールディラックスと相場が決まっていた。誕生日があるたびに、一切れといっても普通の一切れの倍もあるようなのを配られて、甘いものが苦手の中年日本人はいつも往生したものだ。しかし、他のフィリピン人は、こんなに甘いケーキをおいしそうに全部平らげるにはいつも感心した。CIMG6682s-2

ゴールディラックスとは一線を画し、少々高級路線を行くのがレッド・リボンだ。甘さも大きさも控えめで、10人くらいで食べられる中位のケーキが500~600ペソで少々高めだが、最近の若い子はレッド・リボンを好むようだ。しかし、誕生日のように不特定多数がやってくる場合は、やはりゴールディラックスで巨大なケーキを買う。質より量、そして甘いことがフィリピン庶民には肝心なのだ。CIMG6684s-2

 私の日課である散歩のコースのカマゴン・ストリートとセントポール・ストリートの交差点あたりにMelliza(メリサ)というチーズ・ケーキ・ハウスがある。質素なたたずまいで、いつも客も入っておらず、こんなところでケーキ屋さんをやって商売になるのだろうかといつもいぶかっていた。CIMG6706s-2

ある日、相棒のジェーに聞いてい見ると、ここのチーズ・ケーキは有名で学生時代はいつも生唾を飲み込んで通り過ぎていたと聞かされた。ならばと早速店に行って買い求めたが、小さめの一切れが77ペソ、一箱5個で385ペソ、丸々買って10個分で770ペソだ。値段もレッドリボンの少々上を行く。色々な雑誌などでも紹介されているようで、グロリエッタなどにも出店しているが、すべてのケーキは店の発祥地のここで作って、卸しているそうだ。中を覗いて見ると、売り場の5倍くらいのスペースのケーキの工場があり、いかにも直売所といった按配だ。 

糖尿病の気のある私としては、ケーキなどというものを長いこと食していない。ちょっと端っこを削り取って食べてみるとなかなかおいしかった。誕生ケーキの定番のゴールデラックスの甘いだけのケーキとは一味違う。でもそれ以上は食べさせてもらえなかった。

 ジェーンはプレイン・チーズ・ケーキが一番好きだというが、そのほかにも色々飾り付けがある。しかし、ベースのケーキは皆一緒だ。だからプレインも同じ値段というのが解せない。さらに解せないのはシュガーレスというのがあって、それは一切れ88ペソだ。砂糖が無い分だけ安いと思うのだが、素人の浅知恵だろうか。CIMG6587s-2 CIMG6172s-2 CIMG6157s-2 CIMG6154s-2 CIMG6153s-2 CIMG6150s-2

 

Leave a comment

Your email address will not be published. Required fields are marked *