スービックークラーク間を結ぶ中部ルソン高速道 2008年6月6日


スービックークラークを結ぶ中部ルソン高速道路(50km)20084月下旬に全面開通された。 例の20世紀最大といわれた大噴火で有名になったピナツボ山系と平地との境を走る道路は、適宜カーブと坂が織り交ぜられ、ただひたすらまっすぐ走るフィリピンの他の高速道路と違い、まるで日本の高速道路を走っているようだ。東にアラヤット山を遠くに望む平地、西にはピナツボ山系を望み、景色もすばらしい。たったの30分足らずだが、快適なドライブを楽しむことができる。

CIMG5871s-4高速道路はアンヘレスを経て、ターラックまで全長、94km、総工費500億円の巨費を投じたプロジェクトだ。そのうち日本からの援助は420億円。だから、設計も工事も日本の手で行われ、まるで東北縦貫自動車道を走っているような錯覚にとらわれる。これでマニラからクラークを経て、スービックまで高速道路経由で結ばれたことになり、スービックへのアクセスも格段に向上した。 CIMG5872s-4 今、クラークへの投資熱はすさまじいものがあり、将来マニラークラーク間に高速鉄道を通し、マニラ国際空港をクラークに移転する計画もあるそうだ。すでに発展が目覚しいスービックとの相乗効果で、中部ルソンに一大経済圏が発展するのは間違いないだろう。すでに飽和状態にあるマニラ首都圏に比べて壮大な可能性を感じさせられる。

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